「アラブ人に死を 」と叫ぶイスラエル市民デモ隊を煽る政府閣僚と宗教

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:「アラブ人に死を 」と叫ぶイスラエル市民デモ隊を煽る政府閣僚と宗教
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『東エルサレム East Jerusalemで反イスラム集会が行われ、数千人が「アラブ人(パレスチア人)に死を “Death to Arabs” 」「パレスチナとイランに死を」などと叫んだ。
戦時内閣に参加する超国家主義政党「ユダヤの家」のベン・グヴィル(Itamar Ben Gvir、far-right national security minister)治安相;左 は今週、数十年来の合意に反し、エルサレムの聖地で祈りを捧げたと自慢。2images jhg024年6月5日の反アラブ集会を「素晴らしい」と称賛した。

ベン・グヴィル氏の発言と今回の反アラブ集会はガザ紛争の和平交渉を破綻させ、この地域の緊張を掻き立てる恐れがある。この集会は毎年恒例となっており、パレスチナ人の怒りを煽り、3年前の紛争の発端となった。

b3b13ffd-sエルサレムはイスラエルとパレスチナの和平を阻む最大の障壁である。

イスラエルは1967年の第三次中東戦争でガザ地区、シナイ半島、ヨルダン川西岸地区、ゴラン高原、イスラム教の聖地アルアクサ・モスクを含む「東エルサレム」を占領。

2005年にガザ地区から軍とユダヤ人入植者を撤退させた。

イスラエルは東側の旧市街を含むエルサレム全体を首都とみなしているが、国際社会は、東エルサレムはパレスチナ自治区としてこれを認めていない。

東エルサレムは1948年の第一次中東戦争後にヨルダンの支配下に移ったものの、1968年以降は東西ともイスラエルの支配下に置かれている。

東エルサレムのダマスカス門に集まったデモ隊はスローガンを叫び市内を練り歩いた。

ベン・グヴィル氏はこの集会を許可し、ガザ紛争で緊張が高まっているにもかかわらず、例年と同じルートを使いたいという主催者の要求を快諾した。

デモ隊はダマスカス門を通って旧市街のイスラム教徒居住区に入り、ユダヤ教徒が祈ることのできるエリアまで行進した。

872f553e4b8cf96d地元警察は声明で、「デモ隊はアルアクサ・モスクに入っておらず、平和的に行進した」と強調した。

アルアクサ・モスクはユダヤ教徒にとって最も神聖な場所のひとつであり、古代にユダヤ教の神殿があったことから、ユダヤ教徒はこの場所を「神殿の丘(岩のドーム)」と呼んでいる。

しかし、現地メディアによると、この日、多くのユダヤ人がアルアクサ・モスクに入って祈りを捧げたという。

あるユダヤ人はAP通信に対し、「政府高官もここで祈りを捧げるべきと言っているので、それに従っただけだ」と語った。

第三次中東戦争でイスラエルがこの土地を占領して以来、ユダヤ人はそこを訪れることは許されているが、祈ることは許されていない。

ベン・グヴィル氏は4日に放送された地元ラジオ局のインタビューで、「神殿の丘で祈りを捧げるのはユダヤ人の義務と言っても過言ではない」と語った。

「これは政府の方針、国民の意思であり、我々ユダヤ人はエルサレムのあらゆる場所で祈ることができるのです…」参照記事 英文記事 過去ブログ:2023年12月エルサレムで戦闘休止期間中に市民を銃撃 ハマス犯行声明:10月イスラエルがヨルダン川西岸、ガザ南部への空爆活発化:10月米、イスラエル支援で空母打撃群を東地中海に派遣:10月イスラム組織ハマスがイスラエル領内に大規模攻撃:2021年5月イスラエルとパレスチナの歴史:、、、、、

生き方の違う人間、価値観の違う人間が同じ場所で生きて生きて行くには、互いの欲求Wishや我の主張 stubbornly insist を尊重するしかない。

この視点から見て、「アラブ人(パレスチア人)に死を」は、欲と欲がぶつかりながらも何とか共存してきた人類の歴史をも否定する暴論でしかない。

そんな暴論を国政に内包するイスラエル国家の存在は余りに異質すぎる。

彼らには多神教の神道は理解できないのだろうが、現実にそんな国、日本は存在する。

そんな国に遅れてやってきた仏教の釈迦は、人に欲からの解放、解脱を解いた。

それらが混在する日本が世界の中で、別な意味で異質に見える訳がここに在る。

この私論から言えば、金儲けを生きて行くスキルでは無く、美徳とするような今の教育の在り方には反対である。儲けて何をすべきかが大事な事だ。』