ロシア 中国とのガスパイプライン建設計画で合意得られず

ロシア 中国とのガスパイプライン建設計画で合意得られず(テレビ朝日系(ANN))
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6c1adef7444464090a9884c43f550b64fe9ddd0

『5/17(金) 18:32配信

ロシア産の天然ガスを中国側に送る新たな天然ガスパイプライン「シベリアの力2」の建設計画は中国の同意を得られず、延期されたままとなっています。

プーチン大統領は習近平国家主席に対して去年から「シベリアの力2」の建設計画への同意を求めています。

ロシアメディアによりますと今回のプーチン大統領の訪中で、公表された協定文書の中に「シベリアの力2」の建設に関する内容はありませんでした。

「シベリアの力2」の事業主体となるロシアの国営天然ガス企業「ガスプロム」のトップ、ミレル氏はプーチン氏に同行しなかったということです。

関係者によりますとプーチン大統領は去年から首脳会談のたびに習近平国家主席に対して、建設計画への同意を求めていますが、中国側の対応が厳しく、交渉は難航しています。
ウクライナ侵攻によってヨーロッパとの取引が激減したガスプロムは2023年12月期決算で24年ぶりの赤字に転落し、中国との新たな契約は必須だと指摘されています。

年末にはウクライナを通過するヨーロッパ向けのパイプラインの契約も満期を迎えます。
ウクライナのエネルギー省は「契約は更新しない」との立場を表明していて、ガスプロムの経営は厳しい状況に追い込まれています。

テレビ朝日報道局 』