日本のNYKが運航する石炭ばらづみ運搬船の『おーしゅ まる』(9万2000トン、リベリア船籍)が、フィリピン沖で、謎の停滞中。

日本のNYKが運航する石炭ばらづみ運搬船の『おーしゅ まる』(9万2000トン、リベリア船籍)が、フィリピン沖で、謎の停滞中。
https://st2019.site/?p=22096

『The Maritime Executive の2024-5-9記事「 Philippines Seize Japanese Coal Carrier After Loitering for Two Weeks」。

    日本のNYKが運航する石炭ばらづみ運搬船の『おーしゅ まる』(9万2000トン、リベリア船籍)が、フィリピン沖で、謎の停滞中。

 4月22日から、フィリピン南方海域で、意図的に漂流している。
 24時間以内に行き先通告をしなければならないのに、それをしていない。
 しかも比島コーストガードが無線で連絡をとることができない。

 5月1日、比島官憲が同船に乗り込んで、密輸禁制品がないかどうか調べた。
 しかし、禁制品類は何もみつからなかったという。
 書類も一式、完備していた。

 船長いわく。日本の「キヌウラ」港へ向かっている途中に、チャーター会社から言われた。フィリピン海のどこか安全な海面で、漂流しておれ、と。

 比島当局は5月3日に同船を拿捕する命令書の発行に動いた。
 このフネはマレーシアにいたときにAISを切っている。それは比島領海に入る1日+8時間前だった。

 今は「ボホール海」に在り。
 比島税関は、同船に対し、ミンダナオ島の北岸で投錨せよと命じた。』