北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:日本の半導体産業に吹く“2つの追い風と「シリコン列島日本」
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『日本の半導体産業は「世界から10年遅れ」と呼ばれる状況が続いていたが、2024年は2つの追い風を理由に「シリコン列島日本」の幕開けの年になるかもしれない。
「半導体は今や世界の『戦略物資』とも言うべき存在だ。安全保障の要であり、我が国においても半導体産業は異次元の国家的支援の対象となる。現に2023年度の補正予算では2兆円もの金額を投入した」 自民党の幹部が唸るように呟いた言葉だ。
半導体がなければ、液晶テレビも、ゲーム機も、自動車も、パソコンも、スマホも作れない。
現在、世界における半導体の市場規模は78兆円だが、経産省によれば、2030年に100兆円に達すると予測されている。
「AI革命」「SDGs」など、半導体の需要増加が見込まれる世界的な潮流を加味すれば、早くも2025年には103兆円を超えると筆者泉谷渉氏は見ている。
世界を見渡せば、各国が「最新のAI半導体の開発と量産」に力を入れ、米国と中国の間では「半導体戦争」が繰り広げられている。
「シリコン列島」の誕生前夜を日本が迎えたのは、この二つの「追い風」が吹いたからである。日本は、この「追い風」をチャンスとし、半導体による国おこしに動き始めている。
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政府は世界トップに君臨する台湾の半導体メーカー「TSMC」を熊本県へと誘致し:左、今年中には量産を開始する予定だ。
2022年に日本の主要企業8社と日本政府の支援を受けて設立された半導体の国家戦略カンパニー「ラピダス」:2f145d42b83abb7683f03230281f24ae_2右 は現在、北海道千歳市に巨大工場を建設している。
ラピダスは半導体王国ニッポンを復活させるための牽引役を担っている。立地の決定要因の一つが、大量に消費する水を供給する河川の水量が安定している事だと筆者は聞いている。
さらに2023年10月には、imagesjhjk台湾の半導体大手「PSMC」が宮城県仙台エリアに工場を建設することを発表し、最近は、東北大学発のベンチャー企業と連携するというニュースも飛び込んできた。
企業側が新工場の稼働時期を2027年から26年に前倒したいとの意向を示している。 参照記事 参照記事 参考:ラピダスとTSMCとPSMCを比較【今さら聞けない3社の違い】:』