沖縄 宮古島 ほぼ全戸の2万5490戸が停電 復旧のめど立たず
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240425/k10014432511000.html
『2024年4月25日 10時18分
沖縄電力によりますと、沖縄県の宮古島では25日午前3時すぎから大規模な停電が発生しています。
午前8時の時点でも島内のほぼ全戸にあたるあわせて2万5490戸が停電していて、復旧に向けた作業を進めていますが今のところ復旧のめどは立っていないということです。
午前8時の時点では大規模な設備の故障やシステムトラブルなどは確認されていないということで、沖縄電力が停電の原因を調べています。
午前4時半ごろ、宮古島市の中心部では多くの信号機が消えていて、交差点では車が速度を落として慎重に走る様子が見られました。コンビニエンスストアも電気が消えて真っ暗な状態だということです。
宮古島市を管轄する宮古島警察署によりますと、午前8時半現在、停電に伴う事故などの情報はないということです。
市内では信号機が消えているところがあるため、パトカーで巡回し安全運転を呼びかけているということです。
停電が続いている影響で宮古島市平良にある沖縄県立宮古病院は通常の外来診療を休止し、25日に予定していた手術や検査を中止することを決めました。
救急外来は通常どおり受け入れるということです。現在、非常用電源で対応していますが、医療機器に不具合も起きていて外来診療の再開などの時期は停電が復旧した後に検討するとしています。
沖縄県立宮古病院の浜口絹代事務部長は「自家発電があるので内部の混乱はそれほどない。ただ安定して機器を動かせず、自家発電は重要なところに優先的に使いたいので、外来診療は電力が復旧するまで難しい。救急外来は通常どおり受け入れます」と話していました。午前9時すぎ、病院の中の電気はついていましたが、エスカレーターは停止していました。
25日午前9時ごろ、宮古島市内の交差点では、停電で信号機が点灯しないため警察官が手信号で交通整理にあたっていました。
タクシーの運転手は「スーパーもコンビニも閉まっているので不便です。信号機が止まっているので事故が起きないか心配です」と話していました。』