罰金経済から、没収経済へ

罰金経済から、没収経済へ
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/33986423.html

『 中国の人民いじめが凄い事になっています。とにかくカネを掻き集めないと、公務員の給料さえ支払えないので、取り締まる立場の警察や行政が、不正をして、無理矢理に法令違反を作り出し、罰金を徴収している事は、このブログで度々取り上げています。それを指して、罰金経済と言っているわけです。例えば、店舗で、いくら営業許可証や商店の権利書を持っていても、ある日突然「違法建築だから、取り壊す。撤退しろ。それが嫌なら、〇〇元支払え」とか言われるわけです。立場の弱い屋台とかだと、さらに酷くて、城官と言われる行政の雇ったチンピラが、「ショバ代」を勝手に徴収して、払わないと屋台や商品を壊されます。色々な部署の城官が、バラバラに徴収する(つまり、法的な根拠などない)ので、屋台を辞める人が続出し、結局のところ周り始めた経済が行政に潰されています。

それを大規模にやる方法として、没収が始まっています。これは、過去にも一度あったのですが、法令を変える事で、今所有しているモノを無理矢理に違法にして、買い替え需要を焚きつけるというものです。ガソリンで走る2輪車が普及していた時期に、基本的に電動バイクや電動スクーターにしなければならない法令を出して、ガソリンで動くオートバイに乗っていると、没収するという政策を打ち出しました。一応の名目は、「環境対策の為」という事ですが、国策のEV化を推し進める為と、需要喚起の為、法律で買い替えを押し付けたのです。

そして、今、停滞する消費を喚起する為、購入してから2年以上経過した電動バイクやスクーターを、強制的に違反扱いして没収するという政策を実行しています。電動バイクで走っていると、いきなり警官が止めて、その場で要求された証明書やら書類を提示できないと、即没収されるという事が起きています。各自治体は、広大な敷地に没収した電動バイクやスクーターを山積みにしていて、一応、違反没収品として野ざらしで保管しています。まぁ、実質、まだ使えるモノを、遺棄しているのですけどね。これによって、強制的に買い替えさせて、需要を掘り起こすつもりです。

しかし、電化の始まった頃ならともかく、今の人民に余計な出費を容認できるだけの余裕が生活にありません。また、中国では集合住宅の1階が駐輪場化している建物が多いのですが、駐輪違反という事で、勝手に没収されます。朝、起きたら所有している電動バイクやスクーターが無くなっているわけです。宅配の仕事が普及していて、Uberみたいにアプリで仕事を受注している人にとっては、仕事ができなくなるわけで、まぁ、理屈的に破綻している行政行為を行っているわけです。無職が買い替えできるわけないですからね。

結局、書類上の数字ばかり追うと、経済を育てるより、カネを毟り取る事に力が入るので、結果を考えずに短絡的に集金できる方法を取るわけです。こういう横暴が、長い目でみれば、経済を停滞させるのは明らかですが、それよりも半年先の歳入を増やす事しか考えていません。中国の華やかな高層ビル群の裏の実質経済というのは、こういう事になっています。監督する側が経済の仕組みを判っていないので、全体の仕組みを改善する事無く、人民を殴ってカネを強奪する事しか考えていないのですね。法令というのは、その為のツールと考えているので、公正もクソもありません。そもそも、文章でどう書いてあっても、人治社会なので、取り締まりの現場で守られる保障も無いです。

大量の廃棄ゴミを人為的に量産しておいて、環境もクソも無いですが、部署が違えば目的も目標も変わるので、おのおのが指示された数字をあげる事しか考えていません。それが、どういう結果を出そうが、上からの命令で最大の数字を出した者が「偉いし、出世しする」のです。どうせ、数年で部署も変わるし、後の事など知った事ではないというのが、官僚社会です。結果として、東京ドーム数個分という、まだ使える電動バイクやスクーターの墓場が、殆ど管理されないままに誕生します。当然、バッテリーから液漏れとかして、土壌汚染も進むでしょうね。夏場には発火して、全体が大火事になるかも知れません。それは、起きたら起きたで、別の部署の話で、没収を担当した部署の知った事ではないのです。

ようは、タコが自分の足を食っている状態なので、もう長くは無いでしょうね。私は、EUがやっているEVシフトは、「ホンネところは、需要の強制掘り起こしだよね。やっている事は、今の中国と変わらないよね」と思っているのですが、本気でEVが環境に良いと盲信している活動家の方もいらっしゃるようなので、口はつぐむ事にします。唯一の解決策があって、それが全ての問題が解決すると宗教的に信じ込むのは、アチラの方の文化的な特徴なので、おそらく未来永劫に治りません。そもそも、キリスト教やイスラム教が、「神との契約」で成り立っていて、信心すると見返りに異教徒と違って天国に行けると信じている方々なので、理屈が通じないのは、ある意味中国と同じです。彼らの信じたい事が真実なのです。最近のトレンドがエコロジー教と、ポリコレ教なので、社会をある程度破壊しつくすまで、止まらないでしょう。現代の魔女狩りです。』