EU、中国の風力タービン企業調査 補助金で競争阻害か

EU、中国の風力タービン企業調査 補助金で競争阻害か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR09CRI0Z00C24A4000000/

『2024年4月9日 22:58

【ブリュッセル=辻隆史】欧州連合(EU)のベステアー上級副委員長(競争政策担当)は9日、域内で事業を手がける中国の風力発電タービン企業に対する調査を始めると表明した。中国の補助金を受けた企業が競争を阻害した疑い。再生可能エネルギーで中国製への依存が増すのを防ぐ。

欧州委は中国製の電気自動車(EV)と太陽光パネルでも調査入りしており、中国企業への締め付けを強める。

ベステアー氏が米国での講演で明ら…

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『ベステアー氏が米国での講演で明らかにした。同氏は2023年に欧州投資銀行(EIB)総裁に立候補するため辞任する意向を示したが、加盟国内の調整がつかず復帰した。

ベステアー氏は中国企業名を明かさなかったが、スペインやギリシャ、フランス、ルーマニア、ブルガリアでの風力発電プロジェクトが調査対象になると明言した。

EUは外国から多額の補助金を得る企業による域内の公共調達への参加について、規制を導入している。ルーマニアでの入札に参加した中国の太陽光パネル関連企業への調査を始めると3日に発表した。

EUは気候変動対策で再生エネの大量導入を推進する一方、安い中国製が流入し域内の産業や雇用が打撃を受ける事態を懸念する。

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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員
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分析・考察 専制政治の国に対して、補助金を調査するというのはまったく冗談のような話である。

そもそも国有企業が主役の国であり、習主席は国有企業をより大きくより強くすると呼び掛けている。中国の企業がそういうものだと割り切らないといけないのでは。

中国政府に対して、企業への補助金をやめろといっても、まったくの冗談である。

中国政府は民営企業に補助金を支給するケースが少ない。しかし、国有企業への補助金は辞められない

2024年4月10日 6:59 』