イスラエル、代表団の訪米中止 国連決議での棄権に反発

イスラエル、代表団の訪米中止 国連決議での棄権に反発
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR25CSQ0V20C24A3000000/

『2024年3月26日 3:24

【イスタンブール=木寺もも子】イスラエル首相府は25日、予定していた政府代表団の訪米を中止すると発表した。米国が同日の国連安全保障理事会でパレスチナ自治区ガザでの即時停戦を求める決議案に拒否権を行使しなかったことに反発した。

首相府は声明で、米国が棄権したことについて「安保理における(これまでの)一貫した立場からの逸脱だ」と指摘。採択された決議が「国際的な圧力によって、人質の解放が実現しないままでイスラエルに停戦を強いることができるという望みをハマスに与える」と非難した。

米ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は「(イスラエル代表団が)ワシントンに来ないのは非常に残念だ」と述べた。

代表団は今週、米ワシントンを訪れてイスラエルが計画するガザ南部ラファヘの侵攻を巡り、民間人の保護や人道支援の方策を議論する予定だった。ネタニヤフ首相は24日、米国が決議案に対して拒否権を行使しなければ訪問を中止させると表明していた。

訪米中のガラント国防相は25日、「人質がとらわれている状態で、我々にはガザでの戦争をやめる道義的な権利がない」として、軍事作戦を続ける考えを強調した。』