米市場も「ほぼトラ」、バイデン人気しのぐ(NY特急便)
米州総局 三島大地
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06EPB0W4A300C2000000/
『賭けサイトがはじくトランプ前大統領の再選確率はバイデン大統領を上回って推移する=AP
6日の米株式相場は反発し、ダウ工業株30種平均は前日比75ドル高の3万8661ドルで終えた。予備選が集中する序盤の天王山スーパーチューズデーから一夜明け、共和党のニッキー・ヘイリー元国連大使が選挙戦からの撤退を表明。
バイデン大統領とトランプ前大統領の一騎打ちが確実視されるなか、米市場でもトランプ氏再選に備える動きが着実に進んでいる。
6日の米株式市場では主要な株価3指数全てが上昇した。米連邦議会
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『日の米株式市場では主要な株価3指数全てが上昇した。米連邦議会下院の金融サービス委員会でのパウエル氏の想定内と受け止められ、買い安心感が広がった。米長期金利の指標となる10年物国債利回りが4.0%台と約1カ月ぶりの水準に低下する場面もあった。
パウエル氏の証言中に飛び込んできたのが、トランプ氏の対抗馬だったヘイリー氏の撤退表明の一報だ。
「彼を支持しなかった党内外の人たちの票を得られるかどうかはトランプ次第だ」。ヘイリー氏はこう語り、自らの選挙戦を締めくくった。トランプ氏を「祝福し、健闘を祈る」とは述べたが、支持は明言しなかった。
トランプ氏に一票を投じた共和党員のミシェル・モローさんは「ニッキーはグローバリスト。米国第一じゃない」と話す。トランプ氏の岩盤支持層を崩すには至らず、バイデン氏とトランプ氏が本選で再び対決する構図が固まった。』
『株式市場でもトランプ氏再選を見込んだ物色買いが始まっている。ゴールドマン・サックスは共和党候補者が大統領に選ばれた際に上昇が見込まれる鉄鋼やエネルギー、石炭など8業種と、電気自動車(EV)など下落が見込まれる11業種を分類。売りと買いを組み合わせる「ロング・ショート」戦略で運用したところ、年初来の上昇率はダウ30種などを上回って推移する。
6日の米株式市場でも「共和党銘柄」のピーボディ・エナジーやコンソル・エナジーが上昇する一方、テスラなど「反共和党」と位置づける銘柄の一部が売られた。トランプ政権で国家経済会議(NEC)のチーフエコノミストを務めたジョセフ・ラボーニャ氏は、トランプ氏が再選された場合「エネルギー生産、特に天然ガスとシェールオイルに再び焦点が当てられるだろう」と話す。
ゴールドマンによると11月の大統領選本選の値動きを意識したオプションの建玉は2月14日時点で17万4000枚。20年の同時期の1.8倍に達する。オプション市場もトランプ氏再選への備えを示唆している。』