飯山陽
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飯山 陽
(いいやま あかり)人物情報
生誕 1976年2月7日(48歳)[1][2]
日本の旗 日本・東京都[3]
居住 日本の旗 日本
出身校 上智大学文学部史学科
東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野単位取得満期退学[1]
学問
研究分野 イスラム思想[1]・イスラム現代情勢[3]
学位 博士 (文学)(東京大学)[4]

主要な作品 『イスラム教の論理』(2018年)
『イスラム2.0』(2019年)
『イスラム教再考』(2021年)
『イスラームの論理と倫理』(2020年)[5]
公式サイト
http://www.iiyamaakari.com
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飯山陽
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飯山陽のいかりちゃんねる

活動期間 2011年10月2日 –
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飯山 陽(いいやま あかり、1976年〈昭和51年〉2月7日[3] – )は、日本のイスラム思想研究者、アラビア語通訳[1]、YouTuber。麗澤大学国際問題研究センター客員教授[6][7][8]。専門はイスラム法学[9]・イスラム教に関わる世界情勢の調査・分析など[3]。

略歴

伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。人物の伝記は流れのあるまとまった文章で記述し、年譜は補助的な使用にとどめてください。(2022年12月)

1976年(昭和51年)、東京都内で生まれる[3]。
1994年(平成6年)、筑波大学附属高等学校卒業[10]。
1998年(平成10年)、上智大学文学部史学科卒業[3]。
2000年(平成12年)、東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了[10]。
2000年(平成12年)から2001年(平成13年)まで、文部省派遣留学生としてモロッコに留学[3]。
2006年(平成18年)、東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野単位取得満期退学[1]。
2006年(平成18年)から2011年(平成23年)にかけて東京女子大学、上智大学、東海大学、明治学院大学、千葉大学で非常勤講師となる[3]。
2009年(平成21年)、東京大学より博士 (文学)を授与される[4]。
2011年(平成23年)から2015年(平成27年)までエジプト(カイロ)に滞在。フジテレビのカイロ支局員となる[11]。
2011年(平成23年)から[3]、2020年(令和2年)まで上智大学アジア文化研究所客員所員。
2017年(平成29年)から2021年(令和3年)7月までタイのバンコクに居住する[3][12]。
2022年(令和4年)度から麗澤大学国際問題研究センター客員教授[7][8]。
2022年(令和4年)11月17日、YouTube上で『飯山陽のいかりちゃんねる』を開設する[13]。

批判

東京大学イスラム学研究室の松山洋平(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)は特に『イスラム教の論理』を、「本書は,イスラム教徒──特に「過激派」──の思想・行動とイスラム教の本来的教義との連関 をイスラム法の論理に依拠して論じようとしている。

このこと自体は,法学や神学への言及なしに「過激派」とイスラム教の教義の(無)関係性を説明しようと試みるその他の一般書と一線を画す, 極めて正当な方針と言える。」と一定の評価を与える一方、

「イスラム法学の諸理論について基本的理解を欠いている」「著者の(イスラム教以外の宗教を含む)宗教全般についての先入観と無理解…これが,本書がイスラム教の特殊性を無用に強調する背景にある」「本書は全体にわたって種々の問題が散見される。そのため,イスラム法学の知識, クルアーン解釈(tafsīr)の知識,昨今の「過激派」と「穏健派」の解釈の異同についての知識等を 備えたうえで注意深く読まなければ,イスラム教についての誤った理解をもたらす可能性が高いと 言わざるを得ない」と批判する[14]。

また中田考も「彼女は学界の総体から相手にされていない」とツイッターで発言した[15]
著作

単著

『イスラム教の論理』新潮社〈新潮新書 752〉、2018年2月20日。ISBN 978-4-10-610752-8。[注釈 1][注釈 2]
『イスラム2.0 SNSが変えた1400年の宗教観』河出書房新社〈河出新書-013〉、2019年11月26日。ISBN 978-4-309-63114-1。
『イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相』扶桑社〈扶桑社新書 370〉、2021年3月1日。ISBN 978-4-594-08736-4。[注釈 3]
『エジプトの空の下 わたしが見た「ふたつの革命」』晶文社、2021年11月25日。ISBN 978-4-7949-7281-1。
『中東問題再考』扶桑社〈扶桑社新書 427〉、2022年5月1日。ISBN 978-4-594-09062-3。[注釈 4]
『愚か者! あっち系の懲りない面々』ワック〈WAC BUNKO B-382〉、2023年6月24日。ISBN 978-4-89831-882-9。
『ハマス・パレスチナ・イスラエル-ーメディアが隠す事実』扶桑社〈扶桑社新書〉、2023年12月21日。ISBN 978-4-594-09677-9。

共著

中田考、飯山陽『イスラームの論理と倫理』晶文社、2020年10月5日。ISBN 978-4-7949-7195-1。
高山 正之、飯山陽『騙されないための中東入門』ビジネス社、2023年2月1日。ISBN 978-4-8284-2482-8。

島田洋一、飯山陽『日本の国際報道はウソだらけ』かや書房、2024年1月30日。ISBN 978-4910364438。

博士論文

飯山 陽『イスラームにおける「法の目的」 マスラハ概念の理論と実践』東京大学、2009年11月26日。[4] - 論文審査の結果の要旨 (PDF)

記事

飯山 陽「Ch.-Eデュフルク著(芝修身・芝紘子訳)『イスラーム治下のヨーロッパ――衝突と共存の歴史』」『イスラム世界』第53号、日本イスラム協会、1999年7月、132-137頁、doi:10.11501/4411916。
飯山 陽、泉沢 久美子「〔イスラーム関係〕最新主要欧文論文」『イスラム世界』第53号、日本イスラム協会、1999年7月、198-207頁、doi:10.11501/4411916。
飯山 陽「中世マグリブ社会の反ユダヤ暴動とファトワーに関する一考察――トゥワートの事例より」『イスラム世界』第56号、日本イスラム協会、2001年3月、1-17頁、ISSN 03869482。
飯山 陽「目的論的解釈への道 カラーフィーの法理論にみるマスラハ概念より」(PDF)『オリエント』第46巻第2号、日本オリエント学会、2003年、1-17頁、doi:10.5356/jorient.46.2_113。
飯山 陽「ジュワイニーからガザーリーへ マスラハ概念定式化への道程」(PDF)『オリエント』第47巻第2号、日本オリエント学会、2004年、102-119頁、doi:10.5356/jorient.47.2_102。
飯山 陽「フルーウは実定法か? ジュワイニーおよびカラーフィーのシャリーア論を介したフルーウ概念再考」(PDF)『日本中東学会年報』第20巻第2号、日本中東学会、2005年3月31日、197-220頁、doi:10.24498/ajames.20.2_197。
飯山 陽「ムウタズィラ派法理論にみる公益あるいは公共善概念の萌芽――アブー・アルフサイン・アルバスリーの法理論より」『東洋学報 東洋文庫和文紀要』第87巻第4号、東洋文庫、2006年3月、562-536頁、ISSN 03869067。
飯山陽「統治者と被統治者の間 : モサラベ追放令(五二〇/一一二六)にみるイスラーム法学者の位置(上智大学史学会第五十五回大会部会研究発表要旨)」『上智史學』第51巻、上智大学、2006年11月、231-233頁、ISSN 03869075、NAID 110006426449。
飯山 陽「マスラハ理論展開史におけるガザーリーの功績再考――『マンフール』『シファーウ』『ムスタスファー』の比較より」(PDF)『オリエント』第50巻第2号、日本オリエント学会、2007年、141-160頁、doi:10.5356/jorient.50.2_141。
飯山 陽「イスラーム社会を映し出す史料としてのファトワー」『歴史と地理』通号 616、山川出版社、2008年8月、26-33頁。

出演

真相深入り!虎ノ門ニュース[22](DHCテレビ → 虎ノ門テレビ)
百田尚樹・有本香のニュース生放送あさ8時![23](インターネット配信)

脚注
[脚注の使い方]

注釈

^ 政治学者の苅部直は書評で、イスラム教の研究者の多くが「イスラーム」という呼称を使っているのに、本書の著者があえて「イスラム教」という言葉を使って論じていることを指摘し、「それは、イスラム教が特権的なすぐれた宗教であるかのように語る態度に対する、深い疑念の表われなのだろう」と述べた上で

    (前略)重大な問題は、研究者の独りよがりな発言の調子が、イスラム教そのものと堅く結びついている点である。唯一神をひたすら讃えるべき存在として人間をとらえ、イスラム法による統治を全世界に広めるべく戦うことを、絶対的な正義と見なす。それは「穏健」なイスラム教徒も、アルカイダや「イスラム国」のような過激派も、広く共有する思想にほかならない。

と解説し、「こうした本書の指摘は、専門家の手になるものだけに、衝撃力をもっている」と評価した[16]。

^ 名古屋外国語大学外国語学部講師(2018年当時)の松山洋平は『イスラム教の論理』の書評において、第一の問題点は「著者がイスラム法学の諸理論について正確な理解を欠いている」ことであり、第二の問題点は「著者の(イスラム教以外の宗教を含む)宗教全般についての先入観と無理解である。これが,本書がイスラム教の特殊性を無用に強調する背景にある」と指摘した。そして、結論として

    本書は全体にわたって種々の問題が散見される。そのため,イスラム法学の知識,クルアーン解釈(tafsīr)の知識,昨今の「過激派」と「穏健派」の解釈の異同についての知識等を備えたうえで注意深く読まなければ,イスラム教についての誤った理解をもたらす可能性が高いと言わざるを得ない。

と批判した[17]。

^ 社会学者の橋爪大三郎は書評で、異論を封じることは「学問に必須の多様性が失われる」ことであり「それでは元も子もない」と述べた上で

     著者飯山氏は本当に勇気がある。ギョーカイ全体を敵に回している。さまざまな不都合を覚悟したろう。(中略)でもまず異論がのべられることが重要だ。

と解説した[18]。

^ 政治学者の岩田温は書評で、イスラム国(IS)が台頭したときに日本で「腑に落ちる」論考がみつからず希望を失いかけた際に、「彗星()の如()く現れたのが本書著者の飯山陽氏だった」と紹介し、「本書では、日本で中東問題を論ずる専門家が厳しく批判される」と解説して、具体的な例としてイランでは「おしん」や日本のアニメが人気が高いことを理由にして「親日国」だと紹介されることが多いにもかかわらず、日本のタンカーが攻撃されたことを取り上げている。そして、書評の最後で

     他ならぬ「専門家」によって中東問題の事実が隠される。彼らが隠蔽()しようとするイスラム諸国の不都合な真実を伝えるのが本書である。本書を不快に感じる人々も存在するだろう。しかし、我々()は気づくべきだ。虚偽ではなく、真実からしか真の他者理解は生まれない。

と解説した[19]。

^ 「20年以上前に初めて出会った時から今に至るまで、中田先生は私にとって、全く分かり合うことのできない異質な他者です。中田先生だけでなく、私は日本の中東イスラム研究業界に属する多くの研究者と、ほとんど全く分かり合うことができません。
(…)
私はこの往復書簡を通して、中田先生と分かり合おうとも、中田先生を説得しようとも全く思いませんでした。私の目的は、ひとつにはもちろん、それぞれのテーマについての分析を提示することですが、もうひとつは中田先生と私の議論が徹頭徹尾嚙み合わないことを読者の方々によくよくご覧いただき、その上で、なぜこうも嚙み合わないのかについての理由を明らかにすることです。」[20]

^ 「人文社会科学の他の分野と比べても職業的専門家の絶対数が圧倒的に少なくマーケットも小さいイスラーム研究が学問の名に値するものに成長するためには、どんなにレベルが低く誤解と偏見に満ちていようとも、イスラームを理解できない人、理解しようとも思わない人にさえも広く読まれる作品ができるだけ多く生み出され、流通することが不可欠だと私は信じています。
(…)
本書ができるだけ多くの読者の目に留まり、読者の中からたとえ一握りほどの数であったとしても、本書に書かれたことの背後にある「誰の目も見たことがなく耳が聞いたともなく心に浮かんだこともない」(預言者ムハンマドの言葉)広大で深淵な世界を垣間見、彼らに続こうと志す者たちが現れることを願ってやみません。」[21]

出典

^ a b c d e “著者プロフィール”. 新潮社. 2019年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月3日閲覧。
^ iiyamaakariの2020年2月7日のツイート、2023年12月22日閲覧。
^ a b c d e f g h i j 飯山陽 (2019年3月13日). “自己紹介”. Blogger. 2019年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月7日閲覧。
^ a b c 飯山陽 (2009年11月26日). “イスラームにおける「法の目的」 マスラハ概念の理論と実践”. 東京大学. 2019年2月3日閲覧。
^ “エジプトの空の下――わたしが見た「ふたつの革命」”. 晶文社. 2021年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月15日閲覧。
^ “飯山陽”. FNNプライムオンライン. 2023年12月22日閲覧。
^ a b “2022年度 国際問題研究センター 構成員”. 麗澤大学 (2022年11月1日). 2023年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
^ a b “2023年度 国際問題研究センター 構成員”. 麗澤大学 (2023年4月1日). 2023年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
^ 飯山 2018b, p. 6
^ a b “どこまでもイスラム世界 飯山陽プロフィール”. iiyamaakari.com (2019年3月13日). 2022年10月5日閲覧。
^ “過去の定例懇話会”. 日本学術振興会. 2023年12月22日閲覧。
^ 飯山陽 (2021年7月5日). “恐怖の「今ここ!」アプリとMySOS”. note. 2023年12月22日閲覧。
^ IiyamaAkariの2022年11月17日のツイート、2023年12月22日閲覧。
^ 松山, 洋平 (2018-09-30). “書評 飯山陽著『イスラム教の論理』”. オリエント 61 (1): 74-78. doi:10.5356/jorient.61.1_74_78.
^ 2023年10月29日午後7時0分
^ 苅部直 (2018年3月19日). “【書評】『イスラム教の論理』 飯山陽著(扶桑社新書)”. 読売新聞 オンライン (読売新聞). オリジナルの2019年7月3日時点におけるアーカイブ。 2021年9月12日閲覧。
^ 松山洋平「書評 飯山陽著『イスラム教の論理』」『オリエント』第61巻第1号、日本オリエント学会、2018年9月30日、74-78頁、doi:10.5356/jorient.61.1_74_78。
^ 橋爪大三郎「【短評】橋爪大三郎さん評/飯山陽(あかり)さん著『イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相』(扶桑社新書)」『毎日新聞』毎日新聞東京本社、2021年4月3日、朝刊。2023年12月22日閲覧。オリジナルの2021年4月3日時点におけるアーカイブ。
^ 岩田温 (2022年6月5日). “【書評】『中東問題再考』飯山陽著 「専門家」が隠すイスラム”. 産業経済新聞社. オリジナルの2021年4月3日時点におけるアーカイブ。 2023年12月22日閲覧。
^ 中田 & 飯山 2020, 飯山陽 まえがき.
^ 中田 & 飯山 2020, 中田考 あとがき.
^ 番組トップページから「出演者」をクリック
^ “再生リスト”. ニュースあさ8時!. 2023年6月21日閲覧。

関連項目

アザーン
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