世相が荒れる中国。ようは経済が回らないと人心も荒廃する。

世相が荒れる中国。ようは経済が回らないと人心も荒廃する。
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/33498937.html

 ※ 今日は、こんな所で…。

『旧正月の中国で、「八つ墓村」かと思うような大量殺人事件が起きました。山東省日照市で、17年間の刑務所服役を終えて出てきた主犯格の犯人が、徒党を組んで、服役する原因になったアパレル店を経営している店主一家を襲撃して、7人を皆殺し。他、近隣の家に押し入って、計21人を殺すという大量殺人事件です。私怨による犯行と見られていて、まだ犯人グループの2人は逃走中です。主犯格は、元軍人で、散弾銃を携帯していたそうです。警察では役に立たなくて、特殊部隊が出動。また、通報してから、警察の到着が遅くて、先に到着した救急車の隊員が、まだ犯人がいると知らずに家屋に入って、撃たれています。

中国では一族ぐるみでの私闘というのが、そこそこの確率で起きます。別の事件で、母親を口論で殺された息子が、数十年かけて復讐の機会を伺って潜伏し、逃走先まで追いかけて、ついに刺殺したという事件もありました。この2家族は、隣人同士だったのですが、普段から一族で仲が険悪で、母親が出会い頭に吐いた悪態に怒った世帯主の男が殴り殺したのですね。しかし、この男は共産党とのコネがあったので、微罪で服役を終えて出てきています。こうなると、納得する結果を得る為には私闘に持ち込むしかないわけです。いずれにしても、不幸な事です。

春節には、爆竹を鳴らして厄払いをするのが、中国の文化ですが、今年は花火大会の見物客は抽選で規制され、周辺のビルの出入りも禁止。とにかく、中国の都会では、人が大勢集まるイベントを、異様に警戒しています。北京では、公共バスに警察官が同乗する事になっていますし、政府批判に矛先が向くのを異常に恐れています。

また、上海の有名なファンドマネージャーで、「私募債の神様」と呼ばれていた曹欣氏が、破産して飛び降り自殺しました。まだ、37歳です。中国のエッジの効いた中小企業に投資して、大きな利益を狙う投機的なトレードで鳴らしていましたが、直近の中国株の大暴落に巻き込まれたようです。追証をかけられて、強制的に売却されたようです。既に、買い支える為に高利貸しから多額の借金もしていたようで、直接の原因は借金苦です。地方政府とのパイプも太く、インサイダー情報を得て、トレードしていたようですが、今回の中国株の下落は、総合的な不況と外資の撤退が原因ですので、うまく立ち回れなかったようです。AI、EV、自動運転など、まぁ、今どきの成長株に投資していたようですが、一気に弾けたようです。

投資で何億利益を出そうと、10年後に破産する道程なのか、さらに10桁億に躍進する途中なのか、それは終わってみなければ判りません。今、現在の状態で、モノを判断する投資家は、いずれ破滅して消えるという事です。』