トルコのエルカン中央銀行総裁辞任
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/33491466.html
『とりあえず、今、トルコリラを触るのは、非常に危険なので、ブローカーが勧めても無視しましょう。エルドアン大統領は、株価優遇政策で、酷いインフレにも関わらず、政策金利の利上げを認めず、我慢の限界に達した国民から批判を浴びて、去年の選挙で負けそうになりました。ギリギリ勝ったという形です。なので、それまでの方針を180度変えて、政策金利の利上げを容認する形で中央銀行の総裁にエルカン氏を任命していたのですが、インフレ抑制の効果が薄く、批判が殺到する中で辞任する事になりました。彼女が女性であった事もあり、差別的な誹謗中傷が殺到して、家族の命の危険を感じる程だったと言います。後継には、副総裁のカラハン氏が就任し、高金利政策については、継続するとしています。
やっと経済学的に正しい路線になったと思ったのですが、1年持たずに辞任ですね。何しろ、8.5%から45%まで引き上げて、インフレを抑えようとしたので、副作用も大きく、それが個人批判に向いてしまったわけですね。非常に気の毒なのですが、これ、単なる個人に向いた批判で済めば良いのですが、裏でエルドアン大統領が糸を引いていた場合、また、金利を下げる可能性があります。既に、エルカン氏が就任した時点で、エルドアン大統領のやりたい放題の経済政策で、トルコ経済はガタガタでしたし、誰がやってもすぐに結果は出せない程に壊滅的でした。なので、彼女の手腕を攻めるのは筋違いです。そして、高金利政策を認めたとは言え、本心でエルドアン大統領が、どう考えているか不明です。既に、何人も真っ当な金利政策を打とうとした中央銀行総裁を独裁で首を切ってますから、選挙対策のポーズで、やっている雰囲気がプンプンします。
何しろ、エルドアン大統領は、「ドルでは無く、トルコリラで預金した国民には、通貨下落で生じた差損を国家が補填する」なんて、アホな政策を打ってましたからねぇ。国庫もスッカラカンになってしまい、貿易で支払う外貨にも事欠く始末になって、まさに出口の無い袋小路です。何をするか判らないという意味で、トルコは非常に危険なので、触らない方が賢明です。』