インドネシア大使、イスラエル反対でもOECD加盟に自信

インドネシア大使、イスラエル反対でもOECD加盟に自信
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD06DBO0W4A200C2000000/

『ヘリ・アフマディ駐日インドネシア大使は5日、日本経済新聞の取材に応じ、インドネシアの経済協力開発機構(OECD)への加盟申請について「OECDの指針や基準に政策を調和させることを通じて効率性を促進し、政策や規制改革を加速する」との見解を明らかにした。

インドネシアのOECD加盟手続き開始については国交のないOECD加盟国イスラエルが反対している。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃を、イ…

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『インドネシアのOECD加盟手続き開始については国交のないOECD加盟国イスラエルが反対している。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃を、インドネシアが批判してきた点などを理由に挙げているもようだ。』

『ヘリ氏はスウェーデンがトルコの反対に遭いながらも北大西洋条約機構(NATO)加盟の道筋をつけた点に触れ、最終的にイスラエルの同意を得られるとの見方を示した。「インドネシアは大国と小国、先進国と途上国の橋渡しができる」と語った。「グローバルな政治的変動にかかわらずインドネシアのOECD加盟は国際標準づくりに貢献できる」とも付け加えた。』

『インドネシアは昨年、「先進国クラブ」といわれるOECDへの加盟を申請した。実際に加盟するには加盟38カ国すべての同意が必要で、あらゆる政策分野でOECDの基準を満たしているか否かの審査を通らなくてはならない。』

『ヘリ氏はインドネシアにとってOECD加盟は「経済、社会、環境政策を分析するための価値ある手段にアクセスできるようになる」と指摘。ESG(環境・社会・企業統治)対応の実行により「質の高い持続可能な投資を呼び込むことができる」とも述べた。』

『インドネシアは2045年に先進国に入るとの目標を掲げているが、現在の成長軌道では目標達成が難しいとの見方も出ている。ヘリ氏は「経済は過去の傾向を解釈する以上のものがある。(悲観的な見通しを示すことで実際に悪い結果を招いてしまう)『自己実現的な政策』による損害は避けるべきだ」との持論を展開。そのうえで「(期待を通じて成果につなげる)『ピグマリオン効果』にもっとかけるべきだ。肯定的な期待はパフォーマンスの改善につながる」と述べた。』