10〜12月米カード延滞、12年ぶり高水準 若年層で急増

10〜12月米カード延滞、12年ぶり高水準 若年層で急増
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06EIW0W4A200C2000000/

『【ニューヨーク=佐藤璃子】ニューヨーク連銀が6日発表した四半期報告書によると、2023年10〜12月期にクレジットカードの支払いができずに延滞した割合は8.52%と、11年4〜6月期以来、12年ぶりの高水準となった。若年層を中心に、90日以上の深刻な延滞に陥る割合も急増した。

23年10〜12月期の家計の債務残高は全体で17兆5030億ドル(約2600兆円)と前年同期から3.6%増え、過去最高水準となった。最も急伸したのはクレジットカードで、1兆1290億ドルと前年同期から14.5%増加した。

クレジットカードは債務残高の急増にともない、延滞も増えた。新たに支払いが30日以上遅れた割合は前年から2.65ポイント上昇し、12年ぶりの高水準となった。特に若年層で長期延滞に陥る人が増えており、年齢別で見ると10〜12月の間に90日以上の延滞に移行した債務の割合は18〜29歳が9.65%と最も高かった。

前年同期と比較すると、延滞率が最も伸びたのは30〜39歳だった。NY連銀の経済調査担当、ウィルバート・バンデルクラウ氏は「若年層と低所得層の間で経済的ストレスが高まっていることを示している」と指摘した。

自動車ローンでも同様の傾向が見られた。ローン残高は1兆6070億ドルと前年から3.5%増加し、若年層を中心に延滞率が上昇した。NY連銀は、自動車価格や金利の高止まりに加え、学生ローンの返済再開や新型コロナウイルス禍で積み上がった余剰貯蓄の減

少が滞納の増加に影響したと分析している。 』