「違法に情報を海外に提供」中国で英男性が懲役5年の実刑判決

「違法に情報を海外に提供」中国で英男性が懲役5年の実刑判決
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240127/k10014336901000.html

『2024年1月27日 9時44分

中国政府は、40年にわたって中国でビジネスに携わっていたイギリス人の男性が違法に情報を海外に提供した罪で懲役5年の判決を受けたことを明らかにしました。中国では、日本企業のベテラン駐在員も去年、スパイ行為に関わったとして拘束されていて、外国企業の間で懸念が強まっています。

中国外務省の汪文斌報道官は26日の記者会見で、北京の裁判所がイギリス人の男性に対し、おととし8月、違法に情報を海外に提供した罪で懲役5年の実刑判決を言い渡したと明らかにしました。

この男性は、1審の判決を不服として上訴したものの、去年9月の裁判で棄却されたということです。

アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」によりますと、男性は北京でコンサルティング会社を設立するなど、40年にわたって中国でビジネスに携わっていましたが、2018年に公の場から姿を消したということです。

「ウォール・ストリート・ジャーナル」は専門家の話として、「今回のケースは、さらに多くの外国企業の関係者が中国で拘束されている可能性を示唆している」と伝えています。

中国では去年、通算でおよそ20年中国で勤務してきた大手製薬会社、アステラス製薬の日本人のベテラン駐在員がスパイ行為に関わったとして拘束されています。

習近平指導部はスパイの取締りを強化する姿勢を繰り返し示していて外国企業の間では懸念が強まっています。 』