NECと日立、ルネサス株を全て売却 業績拡大受け
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC258GN0V20C24A1000000/
※ 『構造改革やM&Aが奏功し、ルネサスの22年12月期(国際会計基準)の売上収益は約1兆5000億円と、INCJ出資前から約9割増えた。株価も約6倍に上昇し、』…。
※ そりゃ、スゲー話しだな…。
『NECは25日、半導体大手のルネサスエレクトロニクス株をすべて売却すると発表した。日立製作所もルネサス株を全て売却する。2010年代に経営危機に陥ったルネサスは構造改革やM&A(合併・買収)で業績が拡大し、資本関係を保って支援する必要性が薄れたと判断した。政策保有株を減らす狙いもある。
NECと日立は30日に証券会社を通じて海外の機関投資家などに売却する。NECのルネサス株の保有割合は23年12月末時点で3.93%で、日立は3.48%だった。売却価格は未定としている。同年3月末時点のNECが保有するルネサス株の簿価は1373億円、日立は1186億円だった。
ルネサスは10年4月に日立、三菱電機、NECの半導体事業が統合して発足した。3社は当初ルネサス株を9割超保有していた。ルネサスは11年の東日本大震災で主力工場が被災し、業績が悪化した。13年9月にINCJ(旧産業革新機構)が69%の株式を取得し、3社の保有比率が下がった。
構造改革やM&Aが奏功し、ルネサスの22年12月期(国際会計基準)の売上収益は約1兆5000億円と、INCJ出資前から約9割増えた。株価も約6倍に上昇し、INCJは23年11月にルネサス株を全て売却した。
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