日銀、出口の思惑打ち消す深謀 「超円安」収束で余裕
編集委員 大塚節雄
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK19DW60Z11C23A2000000/
『日銀の今年最後の大仕事は、市場で高まった金融緩和策の早期正常化を巡る思惑を打ち消すことだった。植田和男総裁が国会で放った「チャレンジング」発言で市場が先走ったが、植田氏は政策的な意図を否定した。日銀と市場の間で「2024年前半」を軸に、緩和の出口までの距離感を共有できる素地がおおよそ整ってきた。これ以上、焦って市場をたきつける必要がないと考えた可能性が高い。
主に米国側の要因で「超円安」が解消さ…
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