米銀融資が急減速 マイナス転換目前、経済の軟着陸に影

米銀融資が急減速 マイナス転換目前、経済の軟着陸に影
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06EL20W3A201C2000000/

『【この記事のポイント】
・米経済の血流となる銀行融資が急減速している
・高金利で家計や企業の借り入れ需要が減少
・米銀CEO、公聴会で追加の資本規制をけん制

【ニューヨーク=斉藤雄太】米経済の血流となる銀行融資が急減速している。大手銀の融資は足元で前年同月比0.3%増まで鈍り、新型コロナウイルス禍以来のマイナス転換が迫る。高金利環境が続き、家計や企業の借り入れ需要が減っているためだ。銀行側は米当局の資本…

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菅野幹雄
日本経済新聞社 上級論説委員/編集委員

分析・考察

コロナ禍以来、2年ぶりのマイナス転換が目前とのこと。急ピッチの利上げが原因だけに米銀の融資環境が拡大方向に転じる可能性は低く、経済活動にもじわりと重荷がのしかかってくるでしょう。とはいえFRBにもそれは自明の展開のはず。問題は景気減速のピッチと深度を適時的確に把握して「軟着陸」をどう実現するかということです。視界が見えにくい着陸体制に入りつつあるということでしょうか。
議会公聴会での各行トップの眼目は銀行資本規制の強化に対する牽制であり、中低所得者の貸し倒れリスクの存在がかなり強調された印象はあります。米経済の粘り強さに対する見極めが重要な局面になってきました。』