香港の記者が消息不明に 中国・北京に出張後
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB30E4Q0Q3A131C2000000/
『【香港=共同】香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストで安全保障を担当する著名な女性記者、陳敏莉(ミニー・チャン)氏が10月末に開かれた安保関連のフォーラムを取材するため北京に出張した後、周囲と連絡が取れなくなっていることが30日分かった。知人らは当局の調べを受けている可能性があるとして心配している。
同紙は取材に「(陳氏は)現在、休暇中である」とコメントしたが、所在など詳しい状況についてはプライバシーを理由に明らかにしなかった。
知人らによると、陳氏は北京で10月29〜31日に開かれた安保関連の「香山フォーラム」を取材。11月1日に北京にいる陳氏と連絡を取った後、消息が分からなくなった。交流サイト(SNS)の陳氏のアカウントに投稿があったが、投稿に対するコメントに反応はなく、知人らは本人による投稿ではないとみている。
同紙のサイトによると、陳氏は2005年に同紙に入社。中国の安保政策や兵器開発の動向に詳しいことで知られている。
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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員
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分析・考察
びっくりしたが、びっくりしていない。安保問題を取材する記者だからリスクを覚悟しないといけない。名前からして、中国系の人のようだが、大胆な取材だった。当局からすれば、重点的に監視しないといけない対象であるはず。
2023年12月1日 7:48 』