年金額2年連続で抑制 24年度、0.4ポイント目減り試算

年金額2年連続で抑制 24年度、0.4ポイント目減り試算
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA136NA0T11C23A1000000/

『【この記事のポイント】
・2024年度の公的年金に「マクロ経済スライド」発動へ
・厚生年金のモデルケースでは年1万円強の実質減に
・給付抑制は物価上昇や賃金増で27年度まで続く見通し

2024年度の公的年金の支給額は2年連続で引き上げ改定となる見通しだ。給付を抑制する「マクロ経済スライド」が発動し、実質では目減りする。発動は2年連続で、試算では前年比2.6%ほど増えそうだ。給付抑制は年金財政の安定に欠…

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鈴木亘
学習院大学経済学部 教授
分析・考察

マクロ経済スライドが作られた2004年改正当時、マクロ経済スライドによる年金額の削減幅は、年率0.9%であった。計画では途中1%を超える削減幅の年もあった。ところが、現在、フルにマクロ経済スライドを発動したとしても、0.4%の削減しかできない。デフレのせいで、約20年間もマクロ経済スライドをさぼってきた挙句、この程度の削減幅で、本当に年金財政が維持できるのであろうか。しかも、インフレは外的要因で生じているので、近い将来、いつまたデフレ経済に戻るかもしれない。今のうちに、デフレ下でもマクロ経済スライドを発動できるように法改正し、削減率もきちんと少子化 』