北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:石炭発電の電気でEV走らせている中国は地球のガン
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『中国の2023年9月の輸出を含む新車販売は285万8千台NEV(新エネルギー車)は90万4千台で、そのうちEVが62万7千台、PHVは27万7千台で、新車販売の50%以上がEVかPHVになっていてEVは充電しないと走行できないが、その電力の多くを石炭発電でまかなっている。中国税関総署が公表した23年8月の石炭輸入量は、前年比で53%増の4430万トンに達し2015年以来の最高水準になった。
この背景には、今年2023の夏は豪雨と熱波に襲われ乾燥地帯では水力発電の水位が低下し電力不足に陥り、火力発電への依存度が高まった事や、中国国内の炭鉱で事故が相次ぎ一時閉鎖されて生産が滞ったため7月の石炭生産量が前月比で6.3%落ち込んだ事などがある。また、2022年の中国の発電比率は石炭が28%、LNGが最多で30%、その他火力も15%、原発5%、水力7%、自然エネルギー11%、バイオマス5%弱だった。
expl20220426_02_2現状として、中国は現在稼働中の火力発電所が1000カ所以上あり新規に計画建設中のものが約240カ所あり世界最多で、この事で中国の温室効果ガス排出量は世界最大で年間排出量は世界全体の4分の1超、その排出量は2位3位4位の合計に匹敵している。
中国の人口は減少に転じたがエアコン、EV、産業活動などで電力消費は増え続けていて特にEVの増加が目を見張るほど多く、2023年1月から6月の世界EV販売台数620万台で中国が5割超の340万台、expl20220426_01つまり中国だけで世界の6割のEVを販売し、従って全世界のEVが消費する電力の6割を中国製EVだけで消費している。
石油や天然ガスは輸入だが石炭は国産できるので石炭発電が主力になり、EVは無公害だが発電所は大量のCO2を輩出している。計算上ガソリンHV車に対して石炭発電のEVのほうが排出量が多いので、中国はわざわざEVで環境汚染を促進していると言える。
expl20220426_02_1中国はEV以前は隣のビルが見えないほど大気汚染がひどかったがEV普及で空気がきれいになる変かを見たが、EVの普及は、石炭を主力とする火力発電が増加するに従い、最近また大気汚染が復活している。これが北朝鮮や韓国にまで汚染物質が届いてソウルの空気を汚染しているが、日本にはすぐ科学的根拠も無く非難する韓国は、中国が相手だと黙っている。
バッテリー式電気自動車(BEV)の販売台数は2021年の470万台から22年は900万台に増えたが、23年は1100万台と予想されていて伸び率は僅か22%になる。中国、アメリカ、欧州でおなじような傾向がありBEVの伸び率は通年では過去最低にまで低下するが、PHVの増加で全体としては増えると思われている。最初のテスラ登場から今まで毎年60%も成長してきたEV市場だが、頭打ちがはっきりしてきて「EVの冬」が予想されている。最近VWは、欧州でのバッテリー生産工場の増設を延期にした。
EVが今後低成長になると生き残れるのは中国はBYDと大手数社、テスラ、欧州はブランド力のある大手企業だけになるだろう。EV頭打ちの要因はガソリン価格がピーク時より低下したのに電力価格は多くの国で上昇し中国では2倍になりPHVは新エネルギーの3割を占めている。進行中のパレスチナ問題は、原油価格の高騰を招く可能性があり、それでなくでもEV車は、航続距離や、車両が高額事など多くの問題を抱えている。世界が真剣にCO2削減を考えるなら、CO2排出規制など無視して、EV車普及世界一をうそぶく中国に規制を掛けなければ、中国の発展に合わせて地球は汚染されていくばかりだ。中国の汚染は他にも、海中への放射能、汚水など切りがない。
中国の狙いは、自ら地球環境への貢献を果たすことでは無く、其の世界的流れに沿った世界のサプライチェーンへ資源、材料、生産設備を買わせ、その分野の流通を握って世界にイニシアチブをふるうと言うもので、この事は習近平体制、共産党が公言している事であり、どこまでも放漫さが漂う。この思考が、常に何かにつけ独占しようとする態度に現れている。彼らの辞書に、平和も共存も存在せず、あるのは中国共産党の世界制覇だけなのだ。 参照記事から編集、加筆。参考記事:中国の気候変動問題対応とその裏に見え隠れする戦略的狙い 』