今も国際逃亡中のゴーン氏に住宅からの強制退居決定

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:今も国際逃亡中のゴーン氏に住宅からの強制退居決定
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This picture taken on December 31, 2019, shows a house identified by court documents as belonging to former Nissan chief Carlos Ghosn in a wealthy neighbourhood of the Lebanese capital Beirut. – Ghosn said today he had fled to Lebanon to escape injustice in Japan, where he was on bail awaiting trial on financial misconduct charges. The auto tycoon’s abrupt departure was the latest twist in a rollercoaster journey that saw him fall from boardroom to detention centre and it sparked questions over an embarrassing security lapse in Japan. (Photo by ANWAR AMRO / AFP)

『レバノンの裁判官は、元日産会長カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)氏を彼の豪邸から強制退去させる決定を下したと司法関係者が2023年10月28日土曜日に語った。

これは、4年前の投資会社による「住居侵入」の告発に端を発する。

2019年に日本から逃亡後、ベイルートに住居を定めたゴーン氏は、決定に対し、27日金曜日に控訴したとメディアに話す権限がないことを理由に匿名を希望する司法関係者が話した。

AFPが見た10月16日付けの決定書によると、ゴーン氏と彼の妻は「一か月以内に退去」しなければならない。

Ghosn-houseレバノンの首都にある高級住宅街アシュラフィエにあるピンクの壁の家屋はその価値が1900万ドル(約28億5000万円)でレバノンの会社であるフォイノス・インベストメントにより登記されているとその司法関係者は話した。

フォイノスは、2019年に裁判手続きを開始し、ゴーン氏が「法的根拠なく、私有不動産に侵入、居住している」と訴えたと司法関係者は話した。

裁判所の文書によると、ゴーン氏は、その会社は日産の系列であり「当該不動産は彼の住居として購入され、日産との間にゴーンに居住権を与える署名契約書がある」と主張した。「ゴーン氏と日産との契約関係により」同氏は、その住宅を占有していたと決定書にある。

しかし、ゴーン氏と日産の関係の終了および原告がその不動産の返還を希望していることにより、ゴーン氏による占有の「法的根拠」は無効となると決定書に書かれている。

元ルノー・日産・三菱アライアンス社長兼最高責任者ゴーン氏は、2018年11月に日本で会計上の不正行為の疑いで逮捕された後、日産の取締役会に全会一致で解職された。

ゴーン氏は、2019年年末近く、保釈中に行方をくらまして、日本から音響機材の箱に隠れての劇的な出国を果たし、ベイルートへ到着後、そこで国際逃亡を続けている。

ゴーン氏は、つねに容疑を否認し、容疑は、彼が日産をフランスの提携先ルノーとより密接に統合しようとすることに反対した日産幹部によるでっちあげだと主張してきた。

日本とフランスが、ゴーン氏の逮捕を請求しているが、レバノンは、自国民を他国に引き渡すことはなく、司法当局は、ゴーン氏に渡航禁止命令を出している。

ゴーン氏は、レバノン、フランス、ブラジルの国籍を保持している。

日本はゴーンの逃亡後に逮捕令状を発行し、レバノンとは犯罪者引渡条約を締結していないためインターポールを通してゴーンを引き渡すことを要求している。

参照記事 参照記事 過去ブログ:2021年5月オランダ裁判所がカルロス・ゴーン被告に対し6.6億円の返還命令:2020年6月経済破たんのレバノンに執着する中国の狙いとゴーン氏の扱い:参考2023年7月日産、ルノーとのアライアンス(企業間提携)見直しで最終合意 長年の重荷下ろし「経営の自由」:』