GMブラジル工場でストライキ 大量解雇に抗議

GMブラジル工場でストライキ 大量解雇に抗議
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『【ニューヨーク=堀田隆文、サンパウロ=宮本英威】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)がブラジル工場で労働者のストライキに直面している。現地法人が始めた大量解雇に従業員が反発し、同国の3つの工場で今週から無期限ストに入った。争議を始めた現地の労働組合によると、ストは23日に始まり、26日時点で3工場とも継続している。

ストの対象になっているのは、同国サンパウロ州の3つの工場で、完成車をつくっているサンカエタノドスル工場が含まれる。米調査会社によると、同工場の年産能力は20万台超と規模が大きい。労組によると、3工場とも「完全に停止している」という。

3工場の労働者は1万2000人に及ぶという。地元メディアの報道によると、解雇の規模は1200人だ。

GMのブラジル法人もストライキの状態を確認した。同社は声明で、国内販売や輸出の減少に直面したことを解雇の背景と説明して「集団休暇や希望退職プログラムの提案などの試み」を経ていると言及した。

GMにとって南米は重要市場で、その主力はブラジルだ。2023年1〜9月のブラジルでの販売台数は約23万台で、世界全体の5%を占めている。ストが長期化すれば収益への痛手となりそうだ。

GMは本国の米国でも労組のストに直面している。全米自動車労組(UAW)が9月中旬からストを実施しており、工場停止をうけた損失が拡大している。

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