「WM モーター」社(威馬汽車科技集団有限公司)は、破産を申し立てたと声明した。

「WM モーター」社(威馬汽車科技集団有限公司)は、破産を申し立てたと声明した。https://st2019.site/?p=21549

『AFPの2023-10-11記事「Chinese electric vehicle firm WM Motor files for bankruptcy」。
   上海の電気自動車メーカー「WM モーター」社(威馬汽車科技集団有限公司)は、破産を申し立てたと声明した。中国の電気自動車市場は世界最大なのだが。

 100以上ものEVブランドが乱立しているのと、消費の低迷とが、中国国内メーカーを苦しめている。

 WM社は、もちこたえるのではないかと見られていた。インターネット大手の「百度」に加えて、テック大手の「テンセント」も、WMを支援していたからだ。

 だが火曜日にWM社がSNSに投稿した声明によれば、同社は近年、経営が難しくなっていた。
 新コロも原因の一つに挙げている。

 倒産に先立っては、百度傘下の「アポロ」〔自動運転システムの開発集団〕が、WMを買収することによって香港証券取引所に「裏口上場」を果たしたいという相談も進んでいたが、先月、その交渉は不成立に終った。

 中国最大のEVメーカーは、シンセン市のBYD(比亜迪汽車)である。マーケット・シェアを増やしつつあり、それに乗じて価格を低くする作戦に出ている。

 ※ネットで調べると、BYDはもともと燐酸鉄リチウムイオン電池という、独自の安価な電池を携帯電話用に開発して、さらにそれを、箱型ではないブレード状にして車体構造にはめこんでしまうことによってエネルギー密度の低さを補うという新工夫でEV製造にも乗り出した会社で、車内が広いのに電池が安いから車両は安いという無類の強みを発揮しているようだ。近年同社はこの電池を難燃化することにも成功しているというから、誰かこの電池で電動アシスト自転車をこしらえるべきじゃないか? 押して歩く専用の、サドルなしの荷物運搬自転車に、この電池とインホイールモーターを組み込むのだ。安いから誰も盗まないし、倉庫内にしまっておいても爆発の心配は無用。』