韓国の大手都市銀行に「イランリスク」

韓国の大手都市銀行に「イランリスク」、アメリカの制裁一部解除で1兆3000億ウォンの現金が一気に引き出される事態に: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/500752753.html

 ※ この手の「策」は、どこの国も(できるものなら)やっているだろう…。

 ※ 特に韓国のやってることが「悪どい」という話しでも、無いと思う…。

 ※ 先般も、アフリカの某国でのクーデターで、ヨーロッパの某国が、長年にわたってやっていた「金融政策」の一端が、明るみに出たことは、記憶に新しい…。

『ウリィ銀行「イランリスク」···巨額の資金を1兆ウォン払い、さらには700億ウォン返済まで(ニューデイリー・朝鮮語)

米国とイランが凍結資金の解除に合意し、韓国銀行とウリィ銀行、IBK企業銀行などに預けられたイラン原油決済代金約60億ドル(7兆9500億ウォン)が移転手続きを踏んでいる。

低利で縛られていた資金が海外に一気に流出し、銀行の資金調達競争力が落ちるという懸念が出ている。

5日、金融界によると、ウリィ銀行はイラン中央銀行名義で預けられた資金1兆ウォンとイラン商業銀行名義の資金3000億ウォンを保有している。

今回の凍結資金の解除を受け、ウリィ銀行はイランとの交易で使われた資金約1兆ウォンとそれに対する利子を最近イラン中央銀行に送った。イラン商業銀行の資金である3000億ウォンは、まだ移転作業が完了していない状態だ。 (中略)

その上、昨年ウリィ銀行職員が横領した700億ウォン規模の資金はイラン民間企業がウリィ銀行に預けた預託金だった。ウリィ銀行は横領資金を回収できないまま、自主資金でイラン企業に返済を終えた。
(引用ここまで)

 昨今、インドがロシア産の原油を輸入しまくっていることが報じられています。
 で、インド当局は「支払いはルピー建て」「インド国内の銀行に預金する」との手段をとっています。

 かなり腹黒いやりかたですね。
 で、実はこのやりようにはひな形がありまして。
 それがイランと韓国の取引。

 イランの原油輸出がアメリカの制裁にひっかかった際──

「うちに原油売るといいよ」
「でもドル渡すと制裁にひっかかるからウォン建てで支払うよ」
「韓国国内の銀行にウォン建てで預金して、韓国からの輸入代金に使う用途に使おっか」
 で、イランに8兆ウォンに及ぶ預金をさせていたのですが。
 けっきょく制裁が厳しくなって完全に預金封鎖になり、イラン側からは「話が違う!」となったわけです。
 おまけにイランの預金にまともな金利をつけないなんてこともやってきた。

 韓国の預金封鎖に対してイランの革命防衛隊が韓国のタンカーを拿捕したことについてイランメディアが喝采を上げたなんてこともありました。

イランメディア「韓国という泥棒を捕まえてやったぞ!」とタンカー拿捕に喝采……まあ、それもそもはずで……(楽韓Web過去エントリ)
イラン政府関係者「韓国を侮辱する必要があった」とタンカー拿捕について語る(楽韓Web過去エントリ)

 他の国も預金封鎖はされているのですが、韓国のやりようがあくどすぎたってことですね。
 で、これらの預けられていた8兆ウォンに及ぶ金額がアメリカとの交渉で解除されることになって大パニック(←イマココ)、と。

 中でもウリ銀行については預金から1兆3000億ウォンが減ることになって「イランリスク」が噂されるようになっているわけです。
 先日、セマウル金庫で取りつけ騒ぎが起こったように、韓国では金融機関に対して「敏感な時期」が続いています。
 規模的に見ればそこまで危険ではないと思えるのですが、金融危機はなにがトリガーになるかなんて分からないものですから……。

 あ、記事引用部分の銀行職員による横領についてはこのあとにピックアップします。
 なんでこれをピックアップしていなかったのかも分からないくらいのニュースでした。
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