グローバルサウス、なぜ重要? 経済成長で影響力増す
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB065IC0W3A900C2000000/



※ バカバカしい…。
※ これから「50年先」のことなんか、誰が分かるのか…。
※ こういう「予測」は、「今現在の秩序・枠組み」が前提になっている…。
※ 50年後も、「今現在の秩序・枠組み」が形を変えずに存続していると、誰が言えるのか?
※ たとえそれが、「ゴールドマンサックス」であろうと、「蜂の頭」であろうともだ…。
※ 大体、当のゴールドマンサックス自体が、50年後も存続していると、誰が言えるのか?リーマン・ブラザースは、消えて無くなったんだぞ(人員は、同業他社に吸収されたが…)。

『「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国の存在感が増している。9日からインドで始まる20カ国・地域(G20)首脳会議でもグローバルサウスが主役となる。なぜ影響力が高まっているのか。主なポイントをまとめた。
(1)グローバルサウスとは何か?
(2)なぜ影響力を持つようになった?
(3)注目の多国間枠組みは?
(1)グローバルサウスとは何か?
グローバルサウスとはアジアやアフリカ、中南米などの新興国・途上国の総称だ。必ずしも南半球にあるわけではないが、いち早く工業化した先進国が主に北半球にあるのに対して、それより南にあるため「サウス」と呼ばれる。
どの国や地域が該当するのか明確な定義はないが、先進国と中国やロシアを除く新興国・途上国を指すことが多い。インドやインドネシア、ブラジル、ナイジェリアなどが代表的な国だ。
ロシアのウクライナ侵攻や、米国と中国の覇権争いが激化し、その両陣営にも属さない第三極の新興国・途上国の存在も近年クローズアップされるようになった。
日本経済新聞の朝刊・夕刊と電子版で「グローバルサウス」に触れた記事の本数を調べると、2021年はわずか2本だった。22年後半から少しずつ増え、岸田文雄首相が施政方針演説で触れた23年1月以降に急増した。
米ソが対峙した冷戦時代にも東西両陣営と距離を置く「第三世界」という呼び方があった。1960年代にはインドネシアやインドなどは「非同盟運動」として国際政治で第三極づくりに動いたこともあった。
当時と違うのは、グローバルサウスに属する新興国・途上国の経済力が上がり、大国もその存在を無視できなくなっている点だ。インドは2023年に人口世界一になったもようだ。アジアやアフリカの新興国も堅調な成長を続けている。
ASEANが中心となって開催する東アジア首脳会議に参加する各国首脳ら(7日、ジャカルタ)=ロイター
東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の開幕式で、議長国インドネシアのジョコ大統領は「ASEANは大国の代理人にはならない」と述べた。インド太平洋地域で覇権争いをする米中双方をけん制し、独自のバランス外交を推進する。
グローバルサウスの盟主を自任するインドは23年1月、オンラインで「グローバルサウスの声サミット」を開いた。首脳会合を含めて125カ国が参加したといい、グローバルサウスの存在感の高まりを世界に知らしめた。
(2)なぜ影響力を持つようになった?
グローバルサウスは豊富な人口や資源などを背景に高い成長を続け、世界経済をけん引している。22年の国内総生産(GDP)で英国を抜いて世界5位となったインドはその代表格だ。
モディ首相は「グローバルサウスの声サミット」の演説で、「私たち『グローバルサウス』は未来に関して最大の利害関係を有している。人類の4分の3が私たちの国に暮らしている」と訴え世界への影響力を強調した。
米ゴールドマン・サックスの調査によると世界のGDP上位10カ国のうち、22年にグローバルサウスでトップ10に入ったのはインドだけだった。50年にはインドネシアとブラジルが加わり、75年にはナイジェリアやパキスタンなども上位に躍り出る。
世界のGDPのうち、主要7カ国(G7)が占める比率は1980年代のピーク時には7割近くあったが、足元では4割程度までに低下した。グローバルサウスとは相対的に、過去に圧倒的な経済力を誇っていたG7の存在感は低下している。
ロシアや中国が覇権主義的な動きを強めるなか、グローバルサウスを「安保の要衝」として再評価する動きも広がる。ウクライナ侵攻が長期化し、台湾有事のリスクも高まるなか、西側諸国と中ロの両陣営がグローバルサウスの各国を取り込もうと秋波を送っている。
(3)注目の多国間枠組みは?
新興国・途上国が中心となってつくる国際的な枠組みでは参加国を拡大する動きが出ている。ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成するBRICSは8月、アルゼンチンやサウジアラビアなど6カ国の加盟を決めた。新規加盟は2010年の南ア以来だ。新興国の声を反映する場として、影響力を拡大する狙いがあるとみられている。
中国とロシア、中央アジア諸国などで構成する上海協力機構(SCO)にも7月、イランが新規加盟した。将来的にはベラルーシも加盟する見通しだ。
もっとも、グローバルサウスは一枚岩ではない。欧米など先進国との距離間には温度差がある。例えばインドは、ウクライナ侵攻を巡ってロシアと対立する米国とも「Quad(クアッド)」と呼ばれる枠組みで連携している。
9〜10日にニューデリーで開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)ではグローバルサウスの盟主を自任するインドが議長国を務める。先進国と新興国双方の声を取り入れて会議を成功に導けるか、注目が集まっている。
(藤村広平、渡辺夏奈、千住貞保)』