中国当局、学術論文大手に10億円罰金 ネット安全法違反
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM06A9X0W3A900C2000000/
『【北京=多部田俊輔】中国当局は6日、学術論文のデータベースを扱う「同方知網北京技術(知網)」と関連会社に対し、ネット空間を統制する「インターネット安全法(サイバーセキュリティー法)」などの違反で5000万元(約10億円)の罰金を科すと発表した。
中国のネット統制を担う国家インターネット情報弁公室が発表した。知網などが手掛ける14種類のアプリで、利用者の同意を得ないで個人情報を集め、個人情報の使用…
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『知網などが手掛ける14種類のアプリで、利用者の同意を得ないで個人情報を集め、個人情報の使用規則を明示しなかったり、アカウント解約後も個人情報を適切に削除しなかったりする違法行為などを確認した。
ネット安全法や個人情報保護法などに違反したとして、罰金の行政処罰を決定した。同弁公室は2022年6月、ネット安全法や、国家安全を幅広く取り締まる「国家安全法」などに基づいて、同社に対する調査を始めたと明らかにしていた。
同社は6日、「行政処罰を心から受け入れ、断固として服従する。今後も具体的な行動によって、国家のネットとデータの安全を確実に守っていく」とのコメントを発表した。
同社のサービスは今年4月、中国国外からアクセスできなくなったとされる。ネット統制当局の取り締まりや指導が反映された可能性があるとの指摘もあり、米中対立の先鋭化に伴って、国際的な学術情報のやりとりが制限されていく懸念も広がる。
中国当局は知網への統制を強めている。国家市場監督管理総局は22年12月、知網や関連会社に対し、国内市場での支配的な地位を乱用し、利用料金を不当に高い水準まで引き上げたことなどが独占禁止法に違反したとして、8760万元の罰金を科した。 』