米国防総省、中国新地図を非難 「主権守る能力を支援」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN060DQ0W3A900C2000000/
『【ワシントン=中村亮】米国防総省のライダー報道官は5日の記者会見で、中国が8月下旬に公表した新しい地図を非難した。インド太平洋地域で「ニューノーマル(新常態)を形成しようとする取り組み」の一環だと言明した。
中国の自然資源省は8月28日に新しい地図を公表した。フィリピンやベトナム、マレーシア、インド、日本などは自国が領土や領海と主張する地域が中国領と記されたことに抗議していた。
ライダー氏は「国際的な主権を曖昧にして新常態の形成や国境線の再設定を進めて他国がそれに従うように期待するという点で、中国がこれまでやってきたことを継続するものだ」と批判した。米国は「地域の同盟国やパートナー国と連携し、主権を守る能力を支援するだけでなく、70年以上にわたって地域の安全保障と安定を支えてきたルールに基づく国際秩序の順守を維持する」と強調した。
ハリス米副大統領は、5日にジャカルタで始まった東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席する。新地図をめぐり中国を批判して各国に連携を呼びかけ、対中国包囲網の構築を進める可能性がある。』