トヨタ、全工場停止の原因を特定「保守作業中のエラー」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD062JK0W3A900C2000000/
『トヨタ自動車は6日、8月末に発生したシステム不具合で国内全14カ所の車両工場が一時停止したことについて、保守作業中に発生したエラーが原因だったと発表した。ディスクの容量が不足していたことからエラーが起こり、バックアップ機への切り替えもできなかったため工場の稼働停止へつながったという。保守作業の手順を見直し、再発防止につなげる。
トヨタはシステム不具合により29日朝から30日夜にかけ、全工場の稼働を一時停止していた。トヨタは9月6日、システム不具合について「サイバー攻撃によるものではない」との認識を改めて示した。
システム不具合は8月28日に発生し、部品の発注処理をする複数のサーバーの一部が利用できなくなった。前日の27日に定期的な保守作業をしており、エラーはその際に発生したという。29日、容量の大きいサーバーへデータを移したところ、システムは復旧した。
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