幼稚な嘘がバレまくる中国共産党
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/32321379.html
『日本の放射能処理水が、危険だと中国共産党が言い始めたのは、事故が起きた直後くらいからです。実は、このプロパガンダは、昨日、今日に始まったわけではなく、そこそこ用意周到に組まれていました。というのは、プロパガンダの目的が明確だったからです。日本の処理水が危険だという世論形成をして、それを持って他の事で、色々と譲歩を日本に迫る外交的な優勢を獲得する事。特に、アメリカとの関係にヒビを入れて離反させる事が目的でした。
元日本大使で、実は日本通でも知られる中国外交部長である王毅氏は、日中韓で行った国際フォーラムを批評する発言の中で、「どんなに髪を黄色く染めても、鼻がとがっていても、西洋人にはなれない。自分のルーツがどこにあるのか知らなければならい」と、人種的な外見的な特徴から、韓国と日本の西洋贔屓を腐す言葉がありました。「中国、日本、韓国は地理的にも文化的にも近い為、離れる事ができない隣国である」事を強調したかったと、発言の意図を説明しましたが、「我々は中国という体制になりたくない」だけなんですよね。国際社会のどんな裁定も無視し、力を持ったらゴリ押しで物事を通そうとする、そんな尊大な国と同じ道を歩みたくないだけです。
この方、立場上、いろいろと剣呑な発言も目立ちますが、実は日本語がネイティブ並にペラペラなのに加え、単に職務の必要からではなく、日本文化にも通じています。実際、日本大使時代は、多くの集いに顔を出して、ゴルフ外交みたいなソフトで西洋的な外交姿勢で知られていましたし、こういう強面発言が似合う方ではないのですね。なので、尖閣諸島付近で、中国の漁船が海洋保安庁の船に衝突したきた件で、船長が逮捕された時、それを巡る発言で、強い言葉を使っていた時、「きっと、この人、自分でも言っている言葉を信じていないんだろうなぁ」と感じたのを覚えています。個人の知性や理解力ではなく、立場でモノを言わないといけない場のある人は、大変だなぁと思いました。個人的に知っているわけでもないし、あくまでも見た目からの判断ですが、自分で言っている中国のプロバガンダを、この人は信じていないような気がして仕方無いのですね。
こういう発言が出てくる裏には、習近平氏になってから始まった「戦狼外交」によって、中国という国自体を信用しなくなった国が増えている事が影響しています。「論理ではなく情に訴えて、物事を捻じ曲げる」のは、左翼的思考の特徴です。前に一度、このブログの投稿記事で、「左翼はおうおうにして、自分達の意見を通す為に、情を利用する。特に子供」という事を書きましたが、岸田首相が防衛予算を増やそうとしている動きに対して、やはり子供を使って牽制してきましたね。小学6年生が岸田主首相に送った手紙として、「なぜ、防衛費を上げるのですか」みたいな質問を投げかけたという内容です。
詳しい背景を知る術が無いので、滅多な事は言えませんが、私は「絶対子供を使って情理で世論操作をしてくる」と確信していたので、このニュースが出た時は、「来た」と思いました。例えば、沖縄の米軍基地は、市街地に近く、これの移転を巡って揉めているわけですが、子供に凧揚げさせて離発着の妨害行為をしているのですね。もちろん、凧の上がる高度が事故の原因になる事は無いのですが、わざわざ子供を抗議活動に巻き込むところに意味があります。もし、これで、子供を巻き込む事故でも起きたら、一部界隈の人は小躍りして喜ぶと思います。「正義の為の犠牲は許される」それは、子供の命でも同じです。右も左も極が付くと、行き着くところは、大衆操作で、何を道具に使うかだけの違いになります。思想が偏っていて、判断基準が狂っているからです。ネットで人気のひろゆき氏が言っていましたが、「環境活動家のグレタ氏も、少年革命家のゆたぽんも、その価値は若いという事だけ」という事です。何かをやってくれそうという期待だけで、世の中に影響を与える事も手段としてはあるのです。それを利用したり、乗っかって益を得ようとする輩は、世の中に掃いて捨てるほどいます。
こういう扇動を、長期的なビジョンで行う我慢強さと、姑息さは中国外交の得意とするところなのですが、どうも命令して大衆に従わせる事に慣れているせいか、用意の周到さに比べて、実に脇が甘いのですね。おそらく、恐怖を煽って扇動した結果、大衆がどう動くかという想像力が欠如しているのだと思います。
さんざん海産物の放射能汚染が危険だと長年に渡って扇動してきた為、多くの人民の洗脳には成功したのですが、処理水の海洋放出の話が現実化する事になると、一切の海産物を拒否するようになってしまいました。一つの市場が壊滅したのです。まだ、処理水の放出も始まっていないのに、オウンゴールで、自国の産業を潰した事になります。こうなると、「海産物は危険だが、食べても大丈夫」みたいな、まったく頓珍漢な声明を出さざるを得なくなります。海は繋がっているので、中国近海も汚染されると、言ってしまっているわけですからね。実際には、中国の原発の放出している処理水に比べれば、そのトリチウムの濃度は1/8で、測定機の限界レベルまで、下げて放出する予定です。原発は、冷却に使った水を、必ず海に放出する必要があるので、処理水の放出をしていない原発は存在しません。これが危険だと言うなら、世界中の原発を止める必要があります。
これが予見できないところが、中国共産党なんですよね。実は危険じゃない事は指導部は知っているので、本気で危険だと思い込んだ人民が、どういう行動を起こすか想像できないのですね。政治的な都合で言っているので、すぐに矛盾が露見します。また、このネタに飛びついたネット民が、自分でガイガーカウンターを買って、放射線量を東京と比べるみたいな企画をやり始めたのですが、実際に測ってみたら、上海の放射線量が東京の800倍だったという結果が出ています。素人が企画でやった事なので、計測の方法に問題があるのかも知れませんが、既にネット民の中で「中国の建材は放射能汚染されているモノを使っているのではないか」という疑惑が浮かんでいます。
この手の風評被害ネタでは、東京オリンピックで、韓国が嫌がらせで、いちいち日本の食品に測定器をあてて、放射線をチェックするみたいな事を見せていましたね。実は、これ、まったく意味が無いのですね。空気中の放射線量を測っても、食材の放射能汚染は測定できません。科学的にやるなら、フードプロセッサで、ペースト状にして、それに対して測定しないと意味が無いです。ウランの原石じゃないので、周りの空気中の放射線量なんか測定しても、行為自体に意味が無いです。まぁ、映画やドラマでお馴染みなんで、視覚的なインパクトはあるかも知れませんが、それは科学的な根拠の無い扇動と言う事です。案外と、こういう事で、世の中が動いていたりするから恐ろしい。結局のところ、人々は「信じたい事を信じる」のです。反証になる事は、「嘘だ。陰謀だ」で封じてしまう。
これで、慌てた中国共産党はガイガーカウンターの販売を禁止するようです。もちろん、ネットに上がっていた、測定結果の投稿は、全部削除されています。こういうのも、嘘をつく方は、意外に予想できないんでしょうねぇ。不安に駆られた人々が、何を考えて、どういう行動をするのか、解っていて騙す方は、後から見ると愚かしいほど予測できないんですね。
なので、中国共産党が、物凄く集会を恐れている理由が解ります。彼らは自分の制御下に無いところで、人々が自由意志で何かをする事自体が恐怖なのです。もともと、政治とは距離を置いていた法輪功を、苛烈な方法で取り締まったのも、「多くの人が参加している」事自体が、共産党にとって恐怖だったからです。信じてい良いもの、やって良い事は、全て共産党が決める。そうでないと、もともと暴力革命で政権を取っただけで、正統性の無い国家体制を維持できないんですね。実のところ、選挙による代表の選出ではなく、暴力で押さえつけているので、何が起きても人民は、自己の責任とは考えません。全部、国家主席と共産党の責任になります。その為、失敗すると隠す文化が育つわけです。昔に、高速列車が脱線事故を起こした時、調査が始まる前に事故車両を埋めた事が話題になりましたが、ナチュラルにそういう思考になるぐらい、中国共産党にとって、失敗は存在してはいけないものなのですね。そして、言った事は、数字を弄って達成できた事にする。それが、政治になってしまっています。何しろ、習近平氏によれば、「中国は貧困を撲滅した」「我々は武漢肺炎に勝利した」らしいです。現実は、言うまでも無いですよね。
想像してみて下さい。すぐに嘘とバレる事を、やたらと吹聴する虚言癖の人が、近くにいたら、どうします? 皆、避けますよね。金持ちで、そこから出る資金は有り難いけど、友達になりたいとは思わない。愛想笑いで親しい演出はしますが、金の切れ目が縁の切れ目になります。なので、中国は金で友人を買うしか無いのです。
今年発表した、中国のアフリカに対する支援金が、最盛期の1/8になっています。それでも、物凄い金額なのですが、中国の言う事を聞く事で、濡れ手に粟で大金を得てきたアフリカ諸国にとっては、支援金が減る事自体が不満の種になります。受け取る事に慣れてしまったからです。恐らく、借金を返済できず、債務免除を「要求」してくる国も、これからドンドン出てきます。まぁ、こういう場合、債務の罠で、土地を租借したりするわけですが、どこの国も地政学的に価値のある場所にあるわけでもなく、受け取っても引き合わないケースも多々あります。なので、この莫大な貸し倒れは、やがて中国の屋台骨を揺るがすと思われます。』