台湾の幾多の国防投資/維持資産のうち、利巧でないと思われる物。

台湾の幾多の国防投資/維持資産のうち、利巧でないと思われる物。
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『Kyle Mizokami 記者による2023-8-22記事「Taiwan Is Building Up an Anti-Invasion Naval Force in Its Arms Race Against China」。

   台湾の幾多の国防投資/維持資産のうち、利巧でないと思われる物。

 まず108両を買うことにした「M1A2T」戦車。Tは「タイワン」である。71.2トンもある「M1A2 SEPv2」のモンキーモデルだ。
 中共はそれがどこにあるか、知らずに上陸するようなことはない。

 ※利巧でないのはミゾカミの方だ。

太平洋の米軍が120㎜砲弾を台湾に援助したくても、それを発射できる戦車があらかじめそこに十分数なかったら、ストックの活用ができない。

また中共から視て、彼岸に「重戦車」がずらりと待ち構えているとわかっているのに、そこへ「中戦車」や「水陸両用軽戦車」で上陸作戦を仕掛けたいとは思わない。

これは有力な抑止力となることが期待されるので、むしろ問題は、その納期が遅すぎることだ。島嶼防禦軍の重戦車は、侵略者が開戦劈頭に空挺堡を確保することもできなくする。

台湾軍は重戦車をあらかじめ空港のすぐ近くのトンネルやバンカーに待機させておくだけでいいからだ。

さらにもうひとつ。重戦車は、「内戦鎮定」の役に立つ。中共の奥の手は、国民党を走狗として頤使して台湾国内でプリゴジン式叛乱を起させることにあるからだ。

 台湾海軍は4隻の古い駆逐艦をもっている。米海軍の旧「キッド」級で、艦齢40年だから戦時にちゃんと動いてくれるかも不明。搭載している対艦ミサイルは4発しかない。こんなものに貴重な水兵が1400名も拘束されている。すぐに廃棄するべきだ。

 ※ミゾカミが分かってないのは、これも国民党の利権なのである。水兵の支配も含めて、国民党の利権なのである。

 台湾が最近建造した大型すぎる揚陸艦も意味不明である。有事になったら1発で撃沈される標的でしかないだろう。

 ※狭い低速の輸送船に兵隊を押し込めて運び、離島に守備隊を置き去りにしてそのあとは面倒を見ないという旧日本軍式ならば、大型揚陸艦を造る必要はないのだが、今日の兵隊はもっと大切にされる資格があるのである。

揚陸艦は同時に「洋上休養センター」になるのだ。

そして「大型補給艦」機能を兼帯する。それには豪華客船のような広々とした船内施設が欲しいので、必然的に、駆逐艦サイズでは用が足らないことになるのである。』