ネタニヤフ以下、多くのイスラエル人が誤解している…。
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※ サウジアラビアの支配者が称してきた称号は、「二聖モスク(メッカとメディナ)の守護者」というものだ…。
『RAFAEL CASTRO 記者による2023-8-17記事「Netanyahu fails to understand the Saudi, Islamic mindset for diplomacy ―― opinion」。
ネタニヤフ以下、多くのイスラエル人が誤解している。サウジは、UAEとは違うぞ。UAEはかんたんにイスラエルと国交を正常化できた。サウジはそうはいかないぞ。
UAEの領内には、ヒンドゥー教の寺院がある。おびただしい数のインド人の出稼ぎ労務者が、それを必要としているからだ。UAEは、コスモポリタンな経済主体としてサバイバルしようと決意しているから、こういうことができるのだ。 ※しかもイランに近い小国なので、危機感も違う。
サウジ領内には、外国宗教の寺院など、ぜったいに置かれないだろう。
サウジアラビアのエリート層の心の中の「反シオニズム」思想も、けっして払拭されることなどない。
バチカンがイスラエルと国交を正常化したのは1993年である。他のすべてのカトリック国よりも遅かった。なにがひっかかっていたのかというと、「聖地」エルサレムだ。
このバチカンの立場は、メッカやメディナを内包しているサウジと似ている。
メッカの主人が、パレスチナ人を見捨てるようなことができようか? それでは全アラブに対して、しめしがつかない。イランからも口撃されてしまうだろう。
サウジにとり、現実的に可能なイスラエルとの関係強化は、あくまで、インフォーマルなものでなくてはならないのだ。分野は、経済でも科学技術でも文化でもいいが、公式なのはまずいのだ。』