OPECプラス、現行の協調減産を維持

OPECプラス、現行の協調減産を維持
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR04BPP0U3A800C2000000/

『【カイロ=久門武史】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」は4日、合同閣僚監視委員会(JMMC)を開き、現行の協調減産を維持することを再確認した。原油相場の下支えを継続する姿勢を改めて示した。

主導するサウジアラビアは3日、7月に始めた日量100万バレルの自主減産を9月も続けると表明済み。原油市場が堅調に推移しており、OPECプラスとしても新たな追加減産は見送った。次回のJMMCを10月4日に開く。

国際指標の北海ブレント原油先物は1バレル85ドル台と、3カ月半ぶりの高値圏にある。最大の消費国である米国経済が底堅いとの見方が広がり、サウジなどの減産効果もあって年後半に世界の原油需給が引き締まるとの見方が多い。

OPECプラスは6月の閣僚級会合で、協調減産の枠組みを2024年末まで1年間延長することで合意していた。』