RANDが7-26に台湾関係のリポートを公表した。

RANDが7-26に台湾関係のリポートを公表した。
https://st2019.site/?p=21349

『Jono Thomson 記者による2023-7-30記事「Taiwan’s military not suited to defend against Chinese invasion: RAND」。

   RANDが7-26に台湾関係のリポートを公表した。台湾の指導者層は、中共がほんとうに台湾に侵攻するかについて疑っている。あたかも、2022-2-24以前のウクライナ政府が、ロシア軍が侵攻を発起することについて最後の瞬間まで疑っていたように。もし侵略が開始されれば、それは台湾の国家存亡にただちに直結する事態であることは間違いない。

 台湾の指導者層は、中共はむしろ経済の強制力によって、台湾政治を中共政治に取り込んでしまおうとするであろうと考えている。

 RANDは批難する。台湾は国防に十分な予算を回していない。しかも、その限られた額の予算を、時代遅れの兵器システムの調達に使ってしまっている。
 いくつかの新しい構想は、公表はされはするものの、それは常に話だけであって、じっさいには、古臭いシステムにほとんどの国家予算が使われる。

 RANDは、台湾軍と台湾政府が、中共本土を攻撃することに高い優先順位を与えている姿勢を論難する。

 このリポートが発表された同じ日に台湾政府は、国防予算を7.5%増額させるべきだと提言した。2023年度国防予算は440億台湾ドル=14億400万米ドル。これを2024ではこれ534億台湾ドルにしよう、と。

 7-28に米政府は、台湾向けに3億4500万ドルの兵器支援をすると発表。また米連邦議会は、米政府が台湾のために10億ドルの緊急軍事支出ができる権限を与えた。』