ドイツ銀行が、アメリカ経済の100%リセッション入りを予測
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/32032240.html
『まあ、いろいろとやらかしているドイツ銀行なんで、この予測が当たるとも限りません。いろいろとやらかしているという意味は、儲かると思って投資して、損失になっている件が多く、帳簿上の数字を整える為に、危険な債権やCDSなどに過剰に投資をしている銀行という意味で、彼らが予測したところで、当たるの? というのが、真っ先に頭に浮かんだワードです。
ただ、素人が闇雲に予測しているわけではなく、もちろん根拠があります。いわゆるコロナ預金と言われている、アメリカ政府が武漢肺炎対策で、ばら撒いた巨額の資金を、そろそろアメリカ市民が使い切るタイミングだという事です。10月には、ほぼ無くなると言われています。つまり、今、株価が堅調に推移しているのは、結果としてヘリコプター・マネーになった、武漢肺炎による生活支援金が消費を支えていたからという事になります。むしろ、ISM製造業景況感指数は、ここ数ヶ月50を下回っていて、これは製造業が低調である事を示しています。
また、アメリカのインフレが、この傾向に拍車をかけています。インフレというのは、モノの価値に対して通貨の価値が下がる事ですから、貯金するより価値が下がらないうちにモノに替えようという心理が働きます。長い間、デフレだった日本では、馴染みの無い感覚ですが、ハイパーインフレになると、その日のうちにモノの値段が変化する程、物価が上昇します。アメリカ政府が、経済を切ってでも、インフレを抑えようとしているのは、進行がある程度を超えると、止めるのが難しいか不可能になるからです。
なので、生来の消費好きの国民性もあって、ほぼ確実に給付金は、殆どの世帯で尽きるはずです。すると、見かけだけの好景気が、急激に収束する事になりますので、おそらく「〇〇ショック」という名前が付くくらいの景気後退が起きるという予想は立ちます。さらにまずいことに、覚えている方も多いでしょうが、世界的に半導体が供給不足になった事で、自動車の供給が新車・中古車で減り、自動車の価格が高騰していました。アメリカのような社会で、他人との接触を避けて、リモートワークをしろという事になれば、個人単位で自動車を乗り回す事になります。なので、この価格の馬鹿高い時期に、自動車ローンを組んだ人が大勢います。アメリカの事ですから、必要以上に荷物が積める大型車ですよね。値段も張ります。
ただ、給付金は一律配給だったので、生活が逼迫していない人にも、査定された額がバラ撒かれました。そういう人が、ローンの頭金とかに、給付金を流用して、購入してしまったケースが多いのです。今は、逆に中古車市場などは、業界単位で存続が危ないくらいになっています。高い相場で買い集めた中古車の値段が、急激に下がったので、資産割れしているのですね。値段が下がっていないのは、ビンテージ的な価値が付く希少車種くらいです。業績が急激に悪化して、資金繰りに苦労する中古車販売店が激増しています。
必要だから買ったと言えば、そうなのですが、この自動車ローンが、かなり家計に効いてきています。3ヶ月以上、ローン返済を滞納する人が増えてきており、これからも増えると予想されています。最悪の場合、払いきれず、自動車を没収されるかも知れません。また、この構図は聞き覚えがあると思うでしょうが、モノが住宅から自動車に替わっただけで、構造がサブプライムローン問題の時と一緒です。今回もローンを組んだ銀行は、証券化して債権として投資家に売りさばいていたりします。つまり、支援金が呼び水になって、本来自動車ローンがキツイ層が、大量に買った結果、債権が行き詰まり始めています。問題が起きた時に、罰せられないと、繰り返すのですね。あの時、税金で救われた金融業者は、罰金しか支払ってませんからね。
後、根拠として挙げられているのが、失業率の上昇です。歴史的に見て、今のアメリカの失業率は、低い水準にあるのですが、これには統計の取り方に問題があるのではないかという意見が出ています。というのは、アメリカで兼業で働く人というのは、少なくないのですが、1人の人が3箇所で働くと、3人分の就業でカウントされるのですね。つまり、実際の失業率は、カウントが重複している事を考えると、もっと悪いのではないかと言われています。色々と他のデータと突き合わせると、整合性が無いんですよね。これが、最悪10%程度まで上がると予測しているようです。
世界のアナリストと呼ばれる人達の意見を集約すると、今年中にリセッションが始まると予想する割合は、48%です。秋の各種指標は、今まで以上に注目する必要がありそうです。 』