中国「産業鎖」の夢とワナ 極まる自己完結への過信
本社コメンテーター 西村博之
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD13CXG0T10C23A7000000/
『ベルが鳴りドアを開けると鋭い眼光の警官が並んでいた。2頭の警察犬もこちらを見ている。6月末、世界経済フォーラム主催の「夏季ダボス会議」が開かれた中国・天津のホテルでのことだ。
1人が携帯端末の画面を見せる。英語で「部屋を出て待機せよ」とある。やむなく従うと警官と警察犬が一斉に入ってゆく。10分ほどで「もうよい」と合図された。
夏季ダボス会議は4年ぶり。コロナ禍から国を開く姿勢を示したい中国は街中…
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