米財務長官、対中関税引き下げ慎重 「不公正さに懸念」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN160S70W3A710C2000000/
『【ガンディナガル=高見浩輔】イエレン米財務長官は16日、インド西部のガンディナガルで記者会見を開き、中国製品への高関税を引き下げることに慎重な立場を示した。中国との関係改善を希望しつつ「不公正な貿易慣行に懸念が残っている」と強調した。
17日から開幕する20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に先立って会見した。
中国製品への高関税はトランプ前米政権が米中貿易戦争のさなかに導入した。イエ…
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『イエレン氏は会見で6〜9日の訪中について「強靱(きょうじん)で生産的なコミュニケーションを確立するための一歩になった」と評価。「北京で築いた土台をもとにさらなる行動を起こすことを切望している」とも述べたが、高関税については「この分野を関係改善の材料にするのは時期尚早だ」と説明した。
米国は中国への投資規制も検討している。イエレン氏は安全保障や人権面で譲れない面があるとしつつ「米企業の多くが中国への投資を望んでいる」とも指摘して関係改善への期待を示した。
G20会議については途上国の債務再編問題、世界銀行などの国際開発金融機関の改革、ウクライナ支援、グローバル課税改革の4つを優先課題として挙げた。
中国が最大の貸し手となっている債務再編問題については「ザンビアで合意した共通の原則を他のケースにも適用すべきだ」と主張。ガーナとスリランカの債務処理も早急に進めるよう求めた。』