6月の米卸売物価、前年比0.1%上昇 約3年ぶり低水準

6月の米卸売物価、前年比0.1%上昇 約3年ぶり低水準
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN13CT80T10C23A7000000/

『【ワシントン=赤木俊介】米労働省が13日発表した卸売物価指数(PPI)は前年同月比(季節調整前)の上昇率が0.1%と、プラス幅が12カ月連続で縮小した。伸び率は2020年8月以来、約3年ぶりの低水準だった。前月比(季節調整済み)でも0.1%上昇し、ダウ・ジョーンズ集計の市場予測(0.2%上昇)を下回った。

前年同月比の上昇率は22年3月に11.7%とピークを迎え、その後は鈍化傾向にある。新型コロナウイルス禍による供給制約の解消やエネルギー価格の安定、モノの需要の一服などで下げが進んでいるとみられる。

エネルギー、食品、運搬を除くコア指数は前年同月比の上昇率が2.6%だった。前月比では0.1%上昇した。

品目別にみると、サービスの価格が前月比0.2%上昇した。預金管理サービス価格が5.4%上昇し、全体をけん引した。食品・酒類の小売り、旅行・宿泊、保険サービスなどの価格も上昇した。一方、トラック運搬サービスの価格は2.1%低下した。

製品の価格は前月から横ばいだった。ガソリン価格が3.4%上昇したほか、牛肉、鶏卵、医療製品の価格も上昇した。半面、鉄・鋼鉄スクラップの価格は10.8%低下した。

卸売物価指数は生産者や小売業者、物流業者などの企業間で取引される製品やサービスの価格変動を映す。最終的に消費者向けの物価にも影響する。

米労働省が12日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇し、市場予想を下回った。

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