習近平氏、ソロモン首相と会談 米国と太平洋で綱引き
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB10ALY0Q3A710C2000000/
『2023年7月10日 20:44
【北京=共同】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は10日、北京を訪問した南太平洋の島国ソロモン諸島のソガバレ首相と会談した。両首脳は全面的戦略パートナーシップ関係を発展させると表明した。国営中央テレビが伝えた。
太平洋地域で中国が影響力を拡大する中、バイデン米政権はソロモンに大使館を開設するなど関与を深め、米中は激しい綱引きを展開。習指導部はソガバレ氏を厚遇し、インフラ整備など経済支援を強化する方針だ。
中国は2019年、台湾と断交したソロモンと国交を樹立。昨年4月には安全保障協定を締結した。香港メディアによると、習氏に先立ち李強(リー・チャン)首相も10日、ソガバレ氏と会談し「わずか4年で関係を急速に発展させた。国交樹立は正しい選択だった」と強調。「対話と交流を拡大し、相互利益のため協力を強化したい」と述べた。
9〜15日の日程で中国を公式訪問したソガバレ氏は中国の手厚いもてなしに謝意を示し、中国との関係強化に意欲を表明。江蘇省や広東省も訪問する予定で「中国の急成長から多くの経験を得たい」と語った。
米国は中国がソロモンを海洋進出拠点に利用することを警戒し、今年1月にソロモンに約30年ぶりに大使館を開設して関係を強化。3月にホワイトハウス高官が同国を訪れて戦略対話を開いた。』