全国統一大市場の実行が計画される中国
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/31904514.html
『全国統一大市場という、いわゆる計画経済に戻る動きを、習近平氏が実行しようとしています。これは、李克強前首相が頑強に抵抗して、実施を阻んでいたのですが、李強首相に代わったので、何の抵抗も無く推進されると思われます。この目的は、故鄧小平氏が推進した改革開放で、民間が経済力という力を付けてしまった為、計画経済という枠に嵌める事で、支配力を取り戻す目的があると思われます。
それと同時に、中国共産党の軍事・海外援助・公共事業など採算が期待できない分野に、大金を散財したので、枯渇した国庫を補う為、経済制度の支配を強める事で、民間にある財産を合法的に奪う目的があると思われます。現在、辛うじて財政が黒字な都市は、上海だけと言われています。他は、公務員に支払う賃金が遅延する程の財政難です。それゆえ、各地方自治体は、条例の解釈を厳密にして、民間人が違反を起こしやすいようにして、罰金を徴収するという形で補っています。特に、交通違反は、取り締まる方が不正をしています。例えば、過積載のチェックに使う計りを、何キロか動かして、違反ギリギリの積載で陸送しているトラックを違反で取締り、ドライバーから罰金を奪うという事をしています。
それを更に強力に推し進めて、経済活動のあらゆる場面で、違反を積極的に摘発し、罰金を徴収する事で、ピンチになった財政を支えようという動きです。罰金を取る為に、取締を強化するので、その基準は、いくらでも裁量で加減できます。なので、事実上、「ここからは、これだけの罰金を取る」と決められたら、いくら法律を遵守しようとしても、対象になった事業からは、罰金が徴収されます。違反は、口実に過ぎず、違反しないと仕事ができないように基準を設定するからです。ついでに、利益の出ている民間事業の国有化も進めると思われます。重工業は、依然として半国有ですが、これらの企業は、もはや利益を生まなくなってきています。なので、民間が開発した利益の出ている事業を、難癖をつけて召し上げて、自分達の収益源にするつもりです。それが、ゆるされるのが、共産主義の1つの側面です。土地・財産の個人所有を認めないのが、思想としてあるからです。
全国統一大市場というのは、毛沢東時代に生活のあらゆる面で行われた、一括購入・一括販売という、計画経済の焼き直しです。つまり、需要と供給を、役人が決めて、決まったものを流通させるという旧ソ連で壮大な失敗をした計画経済そのものです。なぜか、共産思想の方々って、他で失敗しても、自分達がやれば、成功すると確信できる便利な頭をお持ちです。日本共産党も例外では、ありません。一時期、中国やソ連の共産主義は、真の共産主義ではないとか言ってました。裏返せば、自分達は失敗しない共産国家を作れると言っているようなものです。その根拠は、「信じる心」くらいです。まぁ、最近、志位委員長の党体制を批判した党員を相次いで除名しましたが、批判したら粛清するのであれば、確かに「成功」は動かないのかも知れません。
根本には、思想によって支配される体制が極上であって、本当は民主主義も嫌いなんじゃないかと思います。権力は移譲されるもので、その構造は揺るがず、一度確立してしまえば、何者にも干渉させず、全てを思いのままにするのが、共産活動家の本音ではないかと思います。本来の共産思想は、そうではないのですが、国家体制として定着させようとすると、これほど民主主義と相性の悪い思想は無いです。それが、全国統一大市場のように、何か行き詰まると、全てを国家の支配下に置こうとする発想に繋がります。自分達の支配下に無いものがあると、不安で仕方ないし、批判を許さない体制で行われた事は、何を引き起こしても、全て「大成功」が計画された時に決まっているから、精神的には安心なんですよね。その為、自分達より上の存在として、神を置く宗教が、共産主義国家は嫌いなのです。自分達は、体制の最上位。それは、決定事項で、疑問を挟んではいけないというのが、共産国家です。
その原因は、決定した事に対して、民意が反映されていないし、その決定権を民衆から委託されてもいないので、暴力などの脅しで自国民を従わせ、行った事は、全て、結果がどう出ようと、大成功。何が起きても、国家運営が危うくなるまで、中止する事ができない点にあります。共産党の政権の根拠は、何も無く、「世界最高の政権運営で、全ては素晴らしい成果を挙げている」と強弁して、民衆に信じさせるしか、存続できないからなんですね。なので、共産党政権で、一番の権力を持っているのは、いわゆる宣伝を担当する部署です。成果を諸外国に誇示し、周りから賛美を受けていると、「宣伝」する部門が、最も重要とされています。周りから称賛されるのではなく、自ら功績を誇るのが共産政権の特徴です。そうしないと、自らの存在意義を保てないのです。
その内容は、どうでも良かったりします。重要なのは、「素晴らしい我が政権が、驚愕の成果を挙げた」という一点だけで、嘘でもなんでも構わないのです。』