中共軍の中には「91404部隊』というのがあって、そこで対米全面戦争のシナリオをシミュレートした。

中共軍の中には「91404部隊』というのがあって、そこで対米全面戦争のシナリオをシミュレートした。
https://st2019.site/?p=21283

『Gabriel Honrada 記者による2023-7-5記事「China simulates ‘Z-day’ total sea war with the US」。

   『サウスチャイナモーニングポスト』紙によれば、中共軍の中には「91404部隊』というのがあって、そこで対米全面戦争のシナリオをシミュレートした。その研究発表が『船舶研究』〔?〕とかいうタイトルの中国語雑誌に先月、公表されていると。

 それによると中共海軍は「アーレイバーク」級の駆逐艦からなる米艦隊から先に大規模な巡航ミサイル攻撃を受けることになっている。

 中共海軍は、50隻に近い駆逐艦をもっている。その1隻について、各11発の対艦ミサイルと、3本の魚雷が、あらゆる方角から一斉に襲来すると考えている。

 同時にECMによって中共の軍艦は通信ができなくされ、レーダーの働きは平時の4割に低下してしまう。このため中共軍の駆逐艦は防空戦闘能力が設計の三分の一に低下し、艦隊空ミサイルは、2発に1発しか、当たらなくなる。

 ※この雑誌記事が意味するところは明瞭だ。ちかごろ米国内のシンクタンクがスポンサー欲しさに調子に乗って、中共軍のハイパーソニック弾で米日両軍は全滅するみたいな煽り研究を相次いで発表していた。これを真に受けたシナ軍人が馬鹿なことをやり始めたら国家の破滅なので、真相を中国側からあきらかにして、中国内部の跳ね上がり分子に冷水を浴びせようとしているのだ。

 ※シナ軍艦1隻に対して巡航ミサイル11発という数字には迫真性がある。なんとこのごろでは米陸軍も、陸上から「トマホーク」を発射する気まんまんで、複数の巨大トレーラーから成る「陸上艦隊」みたいなのを構築する気になっている。

 ※防空レーダー機能がECMを受けて6割低下、というのはご愛嬌だ。じっさいには、9割、役に立たんと考えておくべきだろう。そのレーダー波をめがけて飛んでくる最新の対艦ミサイルの実力が判明すると、早晩、艦長みずから停波させるようにもなるだろう。』