問題発言の駐仏大使異動か 在外公館、各国で火種―中国

問題発言の駐仏大使異動か 在外公館、各国で火種―中国
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023061600840&g=int

『【北京時事】香港紙・星島日報は12日、中国の盧沙野・駐フランス大使が近く帰国し、中国人民対外友好協会会長に就任すると報じた。盧氏は旧ソ連から独立したウクライナなどの国家主権に疑問を呈する発言を行い、波紋を呼んでいた。

フランス、中国大使を非難 ウクライナ主権に疑義で

 報道によると、関係者は任期満了による異動と話しているが、「更迭」ではないかとの臆測も出ている。盧氏は4月に仏テレビで、旧ソ連からの独立国に関して、「主権国としての地位を示す国際合意はない」と述べた。東欧の旧ソ連諸国が猛反発し、中国外務省は火消しに追われた。

 これ以外にも、中国大使の言動が駐在国で物議を醸す事態が相次いでいる。呉江浩・駐日大使は4月の会見で、日本が台湾問題を自国の安全保障と結び付ければ「日本の民衆が火中に連れ込まれる」と強い言葉でけん制。日本側は発言は「極めて不適切」として抗議した。

 韓国では今月、※(※刑のリットウがオオザト)海明・駐韓大使が韓国野党代表との会談で、米中対立で「中国の敗北に賭ける者は後悔する」と主張。米国寄りの尹錫悦政権に対する露骨な批判に、韓国側は「内政干渉だ」と反発し、中国と非難の応酬に発展した。
 中国の習近平政権は、台湾問題など「核心的利益」を巡っての強硬な対外姿勢が際立つ。韓国紙は、一連の大使の「過激発言」の背景には、穏便な外交を展開していては「内部競争で後れを取る」との意識が働いていると分析した。』