ニュージーランド、フィジーと地位協定締結 国防で連携

ニュージーランド、フィジーと地位協定締結 国防で連携
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM140YC0U3A610C2000000/

『【シドニー=今橋瑠璃華】ニュージーランド(NZ)のリトル国防相は14日、訪問先のフィジーで同国と地位協定を締結したと発表した。互いの軍が相手国で円滑に活動できるようになる。太平洋島しょ国で中国の影響力が強まる中、国防で連携を強化する狙いがある。

リトル氏はフィジーで国防を担当するティコンドゥアンドゥア内務・移民相と会談した。リトル氏は協定について「我々の軍が訓練や人道支援、災害対応などの分野でよ…

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『リトル氏は協定について「我々の軍が訓練や人道支援、災害対応などの分野でより効率的に協力できるようになるために重要だ」と述べた。

同日、両国間の防衛協力における優先事項を明記した初の文書も公表した。文書では「危機や安全保障の脅威に直面した際には、島しょ国はまず(オーストラリアやNZを含む)パシフィックファミリーに支援を求めることを確認した」と強調。南太平洋で影響力を強める中国をけん制したとみられる。

このほか、軍関係者の人材交流や海洋安全保障、自然災害や人道危機への対応を重点的な協力事項と掲げた。今後は毎年、文書の内容などを見直すとしている。

フィジーは2022年12月、約16年ぶりの政権交代でランブカ首相が就任した。バイニマラマ前政権は軍事クーデターで政権を掌握し、中国に接近した。現政権は豪州やNZを重視する立場に転じた。

フィジーは11年に中国と結んだ警察協力協定を見直す意向を示している。フィジー側は2月に中国側に協定を見直す意思があると通告しており、6カ月の予告期間が終了する8月に今後の詳細を協議する。』