中国、米国務長官発言に反発 「キューバ情報拠点」巡り

中国、米国務長官発言に反発 「キューバ情報拠点」巡り
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM138PP0T10C23A6000000/

『【北京=田島如生】中国外務省は13日、中国がキューバに米国を標的とした情報収集拠点を置き、増強しているとのブリンケン米国務長官の発言に反発した。汪文斌副報道局長は記者会見で「米国がデマや誹謗(ひぼう)中傷を広めるのをやめるよう望む」と述べた。

ブリンケン氏は12日、イタリアのタヤーニ外相との共同記者会見で、中国が2019年にキューバの情報収集拠点を増強したと明らかにした。この施設を含め「中国は世…

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。』

『この施設を含め「中国は世界の色々な場所に(拠点を)広げようと検討してきた」と指摘した。

ブリンケン氏は「中国に基地を認めようと考える国の政府と高官レベルで対話してきた」とも語り、「専門家の分析では、我々の外交努力によって中国の取り組みは遅れている」と主張した。

汪氏は13日の記者会見で、こうした発言について「米国が演出した古い芝居にすぎない」と批判した。「米国が他国を無差別に盗聴したり、機密を盗んだりするのを停止するよう希望する」と強調した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは8日、中国が情報拠点の設置でキューバと密約を結んだと報じた。米南東部の通信機器のやりとりを盗聴するほか、船舶の動きを監視するためという。

中国はこうした報道も否定してきた。汪氏は9日の記者会見で「他国への理不尽な内政干渉は米国の専売特許だ」と非難した。米国に対し、キューバへの経済制裁を解除して同国との関係を改善するよう提起した。

12日の記者会見では「米国がどんなに中傷しても、中国とキューバの友好関係は壊せない」と力説した。中国による情報収集拠点の設置問題が米中間の新たな火種になりつつある。

米メディアによると、ブリンケン氏は週内にも中国を訪問する。2月に中国の偵察気球が米本土に飛来した問題を受けて延期していた。』