仮想通貨テラ創業者、モンテネグロで拘束 暴落で逃走か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN23E5Q0T20C23A3000000/
『【ニューヨーク=竹内弘文】バルカン半島に位置するモンテネグロ政府は23日、暗号資産(仮想通貨)テラUSD(現テラクラシックUSD)の運営会社創業者、ド・クォン容疑者を拘束したと発表した。韓国当局が証券規制違反の疑いで国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配していた。米証券取引委員会(SEC)も詐欺の疑いで提訴している。
モンテネグロのフィリップ・アジッチ内相がツイッターで拘束を明らかにした。ツイートによると、同国首都ポドゴリツァの空港でニセモノの身分証明書を提示した疑いで拘束されたもようだ。米メディアの報道などによると、クォン容疑者は韓国からシンガポール経由で中東や東欧に逃れていたとみられている。
テラUSDは、米ドルと価値が連動するよう設計されたステーブルコインの一種。裏付けとなる資産を持つタイプではなく、発行量を調節するアルゴリズムを通じて連動を保つようにするタイプだった。2022年5月にテラUSDへの信認が揺らぐと、関連する別の仮想通貨ルナとともに暴落した。
テラやルナに投資していたヘッジファンドが破綻すると、同ファンドに融資していた企業も連鎖倒産した。SECの提訴状によると、400億ドル(約5兆2200億円)に相当する市場価値が吹き飛んだという。
【関連記事】
・SECが運営会社と創設者提訴 仮想通貨テラ、詐欺疑い
・ステーブルコイン「テラ」急落 ドル連動崩壊に警戒も』