台風15号は温帯低気圧に 静岡では猛烈な雨 土砂災害など警戒

台風15号は温帯低気圧に 静岡では猛烈な雨 土砂災害など警戒
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220924/k10013834561000.html

 ※ 引き続き、16号が発生しているようなので、要注意。

『台風15号は温帯低気圧に変わりました。

静岡県では断続的に猛烈な雨が降って、平年の9月1か月分を超える記録的な大雨となり、引き続き土砂災害の危険性が高いところがあります。
関東甲信や北日本でも局地的に雨雲が発達していて、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒してください。

台風は温帯低気圧に

気象庁の観測によりますと、台風15号は午前9時に東海道沖で温帯低気圧に変わりました。

23日夜から24日朝にかけて静岡県では発達した積乱雲が流れ込み続ける「線状降水帯」が発生するなどして、1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降り続き、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を23日夜10時前から24日午前3時までに16回発表しました。

静岡県では各地で記録的な大雨となり、12時間に降った雨の量は
▽静岡市で404ミリ
▽静岡市鍵穴で383ミリ
▽森町三倉で342.5ミリ
▽浜松市船明で272ミリなどど、いずれも観測史上最も多くなりました。

静岡市ではわずか半日で平年の9月1か月分の雨量の1.4倍に達しました。

湿った空気や前線の影響で、この時間は静岡県のほか、関東や東北にも発達した雨雲がかかっています。

▽午前9時50分までの1時間には静岡県東伊豆町稲取で80.5ミリの猛烈な雨が降り、
▽午前11時半までの1時間には伊豆大島の大島空港で57ミリの非常に激しい雨が降りました。

静岡県、福島県、神奈川県では土砂災害の危険性が非常に高まり各地に「土砂災害警戒情報」が発表されています。
関東甲信や北日本 24日夜にかけて非常に激しい雨のおそれ
今後の見通しです。

温帯低気圧と前線の影響で関東甲信や北日本では24日夜にかけて雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨になるおそれがあります。

25日昼までの24時間に予想される雨の量はいずれも多いところで
▽関東甲信で100ミリ
▽東北で80ミリ
▽北海道と東海で60ミリと予想されています。

気象庁は土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、強風や高波、落雷、竜巻などの突風に注意するよう呼びかけています。
静岡ではしばらく警戒 関東甲信も急な状況悪化に備えを
記録的な大雨となった静岡県では、土砂災害の危険性が高い状態が続いている地域があります。

雨がやんだあとに土砂災害などが起きることがあり、自治体の避難情報などを確認し安全を確保し続けてください。

関東甲信でも24日夜にかけて局地的に雨が強まり急激に状況が悪化するおそれがあります。

最新の気象情報を確認してください。
静岡 浸水被害は9市町で60棟
静岡県によりますと、24日午前6時現在、今回の大雨の影響で県内の9つの市と町で住宅合わせて60棟に床上や床下が浸水する被害が出ているということです。

現在、各自治体が被害状況を確認していて、浸水被害はさらに増える可能性があるとしています。

内訳は、

▽島田市では床上浸水が9棟、床下浸水が19棟
▽掛川市では床上浸水が5棟、床下浸水が6棟
▽浜松市では床上浸水が3棟、床下浸水が6棟
▽森町で床上浸水が3棟
▽川根本町では床上浸水が1棟
▽菊川市では床下浸水が3棟
▽牧之原市と御前崎市ではそれぞれ床下浸水が2棟
▽吉田町では床下浸水が1棟となっています。

現在、各自治体が被害状況を確認していて、静岡県は、浸水被害はさらに増える可能性があるとしています。』