中国調査船、沖ノ鳥島付近で異例の長期活動 抗議聞かず

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61643950X10C20A7EA3000/

『【北京=羽田野主】日本最南端の沖ノ鳥島の排他的経済水域(EEZ)で中国の調査船が9日から異例の長期活動を続けている。事前同意がないと中止を求める日本政府の主張を無視し、2011年以降で最長期間も記録した。日本側の新たな懸念に浮上している。

海上保安庁によると、中国の海洋調査船「大洋号」は17日も調査を続けた。9日以降、15日を除いて調査を続けている。6日間連続は11年以降で最長になっている。

EEZで外国船舶が調査をする場合には先に相手国政府の同意を得るように国連海洋法条約に定めている。菅義偉官房長官は17日の記者会見で「科学的調査を実施しているのであれば即時に中止すべきだ」と批判した。

北京の日本大使館は「事前の同意のない調査活動は国際法違反で認められない」と中国外務省に中止を求めている。

中国外務省の華春瑩報道局長は同日の記者会見で「(沖ノ鳥島は)岩礁であって島ではなく、EEZや大陸棚は付属しない。日本側の許可は必要ない」と主張した。

同条約では島にEEZなどの権利を認めており、岩礁にはない。日本政府は沖ノ鳥島は「島」との立場を一貫して訴えている。

中国は尖閣諸島(中国名・釣魚島)を巡っても強硬な姿勢を変えていない。尖閣諸島周辺の領海のすぐ外側にある接続水域で17日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。

尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは95日連続だ。12年9月の尖閣諸島の国有化以降で、最長の連続日数を更新している。』

※ 中国の立場では、「南シナ海のサンゴ礁」の埋め立て・造成工事と、日本の「沖ノ鳥島」の造成・補強工事は、「ほぼ同じもの」ということなんだろう…。

※ しかし、日本側としては、「従来からの主張」をくり返す以外に対応策は無く、「あしらい続ける」他は無い…。

※ あとは、「時がどっちの味方をするのか」だ…。

※ そうこうしているうちに、「決定的な日本の世論の変化」が生じて、「地殻変動的な体制変更」も生じ得る…。「Democracy is peace loving,but fights in anger.」というのは、別に米国の専売特許じゃ無いんだ…。

※ おそらく、そこら辺が分かっていない…。それとも、日本国内の「シンパ」「エージェント」の影響力に、「絶対の」自信があるのか…。

※ しかし、この世の中に「絶対」なんてものは、存在しない…。「情勢」は、時々刻々と変化していく…。それを、読み切った方が、勝利する…。