https://jp.reuters.com/article/kono-presser-idJPKBN23W175
『河野太郎防衛相は25日、都内の海外特派員協会で講演を行い、北朝鮮を巡る情勢について情報を収集中とした上で、金正恩朝鮮労働党委員長の「健康状態が疑われる」との認識を示した。一方、敵基地攻撃能力の獲得については選択肢として排除しないと述べた。講演・質疑応答は英語で行われた。』
『北朝鮮情勢に関しては、情報収集を行っているとした上で、現時点での仮説として、1)新型コロナウイルスが北朝鮮でも感染拡大したため金委員長が公の場に現れなくなっている可能性、2)金委員長の健康状態が疑われる、3)昨年の農産物不作など経済的苦境にあるため対外的にスケープゴートを求め強硬策に出ている──ことなどをあげた。
陸上ミサイル防衛システム「イージス・アショア」の配備撤回を受けて「先制攻撃能力の獲得を目指すのか」との質問に対しては、「あらゆる可能性を排除しない」、「自民党で議論の俎上に載っており見守っていく」と述べた。
同時に「先制攻撃」、「敵基地攻撃」といった用語の正確な意味はわかりにくい(confusing)と指摘し、敵基地攻撃能力と憲法との関連に関する質問はけん制した。』