デジタル通貨、覇権争い新局面に 官民が連携の兆し
編集委員 西村博之
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60007960V00C20A6I00000/
※ これは、絶対読んでおいた方がいい記事だ…。今日見た記事の中で、「最重要」記事だ…。残念ながら、会員限定記事だが…。
※ さわりは、紹介しておく…。

『提案では広域デジタル通貨は4通貨のバスケットで価値を裏打ちし、その比重は各国・地域の経済規模に応じて決める。元が6割超、円が2割超になる計算だ。
国境をまたぐ決済網を築き、企業が電子財布を使って取引する仕組みだ。為替変動リスクを減らせるので、貿易拡大につなげられるという。
日中韓が交渉中の自由貿易協定(FTA)を補完する位置づけで、デジタル通貨と通商政策を絡め貿易圏をつくる新たな試みといえる。米国が中国とのデカップリング(分断)を進めるなか、日韓をつなぎ留める狙いがあるのだろう。
「元の国際化」の一環でもある。特に近年は米国が敵対する国に、国際ビジネスに不可欠なドルでの取引を断つ金融制裁を乱発しており、中国はドルに依存しない決済網の構築を急いでいる。
中国当局は昨年6月に発表されたリブラ構想を警戒し、デジタル人民元の研究を加速させた。フェイスブックが主導するドル中心のバスケット通貨を「事実上のドル」とみたからだ。今回の中国の構想では逆に自らがバスケット通貨を使い、元の国際的な浸透を狙う。』
『本家のリブラの運営団体は4月、当局からの批判に応えた新計画を発表した。バスケット通貨の仕組みを棚上げし、ドルやユーロなど単独通貨を裏付けとするリブラの発行を先行させる。異なる通貨が国内で普及すると金融政策の効果が弱まるなどの懸念に配慮した。』
『気になる動きもある。単独通貨建てリブラから円が外れたのだ。バスケットで想定された通貨で落ちたのは円のみ。シンガポールドルは入った。
金融当局の担当者は言う。「日本は拒否していない。国をまたぐ取引が見込みにくい円に魅力を感じていないのだろう」
将来の円のグローバルな位置づけも視野に入れた骨太なデジタル通貨の戦略が必要になる。』
※ 日中韓FTA構想(あるいは、「東アジア広域経済圏」構想)なるものがあることは、知っているだろう…。
※ 中国は、そこに「デジタル人民元」を絡めて、誘っている…。
※ 一方、アメリカは、表向きは「お好きなように。」というスタンスだが、内心は違っているだろう…。
※ それが、「リブラ」の通貨バスケットからの「日本円」の脱落…、という形で圧力をかけて来た…、とオレは見る…。
※ そういう風に、通商圏の構築、経済圏の構築、通貨圏の構築というものは、直ちに「安全保障」に直結するものなんだ…。お気楽に、「自由貿易を、最大に!」とか、お題目を唱えていて済む話しじゃ無い…。
※ そういう中で、日本国の国益を最大になるようにもっていかないとならない…。
※ 国家の舵取りというものは、そういう危ういものなんだ…。