北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:ウクライナ戦争、最近の戦況と展望 映像記事で解説とプーチンの内憂と誤算
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『戦況を解説する映像は多いが、聞きやすい日本語での映像が少なく、へたな日本語で早口やキンキン声、長いだけで、編集の下手な映像が多いが、次の映像解説は24分ほどあるが、そこそこにまとまり、AI音声の様だが、聞きやすい音声だ。映像:ウ軍の大規模反転攻勢!東部戦線でロシア軍の撤退!ATACMSでクリミアに攻撃!モスクワの空港が爆破され!:
FireShot Webpage Screenshot #1386 – ‘【ウクライナ戦況】ウ軍の大規模反
最近は一般的に、ウクライナ東部、南部、クリミア半島でウクライナ軍が優勢、または、ロシア軍が一部撤退(ハルキウ州ボウチャンスク、ボフチャンスク Vovchansk)とも伝えられるが、撤退に関しては、ウクライナ軍を誘い込むためのロシアの戦術とも取れるので、筆者はまだ鵜呑みにはしていないが、弾薬や、射程300kmのATACMSミサイルがウクライナに補充され、著しい効果を上げているのは事実の様だ。参考映像戦況記事:ロシアが停戦要請?:英文記事 映像:ボウチャンスクでのウクライナドローン攻撃UA 82nd Brigade Defends Vovchansk:逃げるロシア戦闘車:ボウチャンスクでウクライナ歩兵攻撃:
ロシア国内で、プーチンに対する反発が強まっている一方、ロシア内のナショナリズムも高まっているとされ、プーチンが戦局打開に強硬策に出る懸念はぬぐい切れず、モスクワ近くの飛行場がドローンで攻撃されたロシア人への影響は大きいようだ。
また、6月23日のクリミア半島の軍港セバストポリへのミサイル(ATACMS;クラスター爆弾搭載可能)攻撃が大きな戦果を挙げているのは間違いないようで、これより先、ロシア軍はクリミアの一部兵員を、ウクライナ東部へ移動させたとの情報も在った。
任期を延長され、死ぬまで最前線に転戦させられるロシア兵も哀れだ。通信機器を持たされない為、戦場で負傷し動けなくなったロシア兵の自決や集団投降が目立っている。
5825bfeaFireShot Webpage Screenshot #1385 – ‘【ウクライナ戦況】
ウ軍の大規模ハルキウkharkiv方面への越境攻勢、チャシウヤール(チャシフ・ヤル、チャシフ・ヤール,チャシブヤール Chasiv Yar )方面とアウジーウカAvdiivka方面へのロシア軍の突撃一辺倒の戦術は、ロシア軍へ多大な損失を招き、プーチンの戦術の大失敗と評価されている。
今後、ウクライナ軍のロシア西部(右図)、南部クラスノダール州Krasnodar等への軍事施設への無人機、ミサイル攻撃は更に頻繁になると言われている。index ggd
実際、6月21日のウクライナの100機以上の無人機攻撃で、クラスノダール州のイラン製無人機を保管し、操縦訓練をしていた大型倉庫が破壊された。英文記事 報復でプーチンは、ウクライナの空爆に3トンの大型爆弾を使用している。映像記事 左は、破壊された倉庫の衛星写真
現状、プーチンは長期戦を見据え、執拗にウクライナのインフラ破壊を行い、それを迎撃し、阻止するウクライナとの攻防が続いている。
ウクライナには今、弾薬、戦車、さらにF-16戦闘機が到着しつつあり、米国は、ロシア領内軍事施設への攻撃を容認した。 過去ブログ:2024年5月露軍のハルキウ方面への越境攻撃は陽動作戦?:
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ロシア南部、ロシア連邦を構成する北コーカサス地方のダゲスタン共和国(Dagestan: イスラム系、首都はマハチカラ)で6月23日、ロシア正教会やユダヤ教会堂(シナゴーグ)の他、警察署を標的としたテロ攻撃(自爆テロ)が発生。
一連の襲撃で司祭や警察官、市民など計20人が死亡(襲撃犯は6名の死亡を確認)した衝撃ニュースが流れた。ニュース映像 記録映像(閲覧注意)
今回の犯行は、ロシア南部で活動する「ISカフカス州」が関与との見方が強い。過去ブログ:2022年9月ロシア連邦構成国でも強制動員への反発 動員リストにミス?:参照記事:ロシア・ダゲスタン共和国でユダヤ教礼拝所や教会襲撃、警官や司祭ら死亡:
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ロシア南部ロストフ州では6月16日、公判前拘置所(裁判を待つ被疑者が拘束される施設)の独房に別々に拘禁されていた6人の被告が職員2人を襲撃。囚人らはイスラム国ISの支持者で、人質と引き換えに逃走手段の提供を要求していたが同日、治安部隊により無力化(殺害)された。敷地内に転がる死体動画が拡散されている。記録映像(閲覧注意) 過去ブログ:2024年4月ロシア治安部がISのテロ脅威を事前認識と英情報調査団体:3月モスクワ郊外の演奏会場で銃乱射137人死亡 IS系?が犯行声明:39220eaa、、、、
侵略開始以来、失敗だらけのプーチンロシア、そもそも、侵略が成功したとしてプーチンの威信を保つ以外、ロシアに何のメリットがあるのか?
発端は、ウクライナ東部の軍人かぶれが、東部ルハンスク(ルガンスク)、ドネツク州を共和国に独立させ、自身らがロシアの庇護の基で、チェチェン共和国のラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)の様に独裁国家の首長になりたかっただけの話だ。d8f254f1
カディロフのウクライナへの私兵派遣も、西側からは、プーチンからの金稼ぎが目的と言われている。
カディロフは、死亡した傭兵部隊ワグネルのプリゴジンと懇意にし、共に残虐さで知られ、カディロフは自身がイスラム教徒で在りながら、チェチェン国内のイスラム系分離独立派を処刑、弾圧、拷問し、国連からも非難された人物だ。過去ブログ:2023年11月ルハンスク人民共和国軍の軍トップ暗殺される:5月EUがウクライナへの弾薬生産拡大とワグネルの怒り:3月ウクライナの今後の戦況の見方と東部で戦力を消耗するロシア軍:2022年8月ウクライナへのキッシンジャーの妄論と未来:3月ロシア軍は5月9日までにウクライナでの戦争終結?:2月ついに露軍攻撃開始と露側から見たウクライナ、EUとは:2月ウクライナ東部は紛争状態「挑発には応じない」とゼレンスキー氏:
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プーチンの誤算は、侵略後、EUが早い内に何とか反ロシアで結束し、その後NATOが追従した事だ。
この時点で彼は、自分のミスに気付いていたと言われているが、公的に認める事は無いだろう。
洗脳された無知なロシア国民を時代錯誤な妄想で丸め込めても、北欧で、ウクライナ周辺国で、ロシアへの不信が一機に高まり、プーチンが幾ら被害者ぶっても、慌ててワグネルやカディロフ軍に代表される殺人鬼傭兵部隊を送り込んでもすでに遅しで、死体の山を築くばかりで2年以上経過している。
何とか法的に大統領の位置に居ても、彼は経済も軍事もうまく操れないばかりか、日々、ロシア国民の将来へ莫大なツケを膨らませている。
過去ブログ:2022年6月ロシア軍の盲点 指揮系の乱れと長い補給路:』